第一章『夢』
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「・・・夢?」
地上最強の生物《範馬勇次郎》の言葉に、ストライダムは信じれない顔をしていた。
あの親子喧嘩から一ヶ月くらいたったある日、勇次郎の付き添いであるためによばれたら、いきなりこう言われた。
『神奈川に飛ばせッッ』
当然疑問に思った。
あの日がくるまでは『範馬勇次郎』と言う名は表社会では幻の存在として扱われていたが、今では世界中に広がってしまいもし少しでも人がいるところに出れば、その辺りはすぐにパニックに陥るだろう。
『勇次郎・・・神奈川と言ったら東京の隣の県か・・・?なぜ君がそこに・・・?』
そして冒頭に戻る━━━━━━━
勇次郎が夢を観る。最強の生物が、勇次郎という生物が夢を観るだろうか?
ストライダムにとって本当に信じれないことだった。
だが呆気にとられているストライダムをよそに、勇次郎は移動していた。
「・・・あっ、どこへ?」
慌てるストライダム、一方の勇次郎は━━━━
「屋上にヘリを用意しろ」
それだけを言って部屋を出ていった。
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地球と言う星全体がまず目の前に映っていた。
そしてテレビなどで観る地球に近づくズームイン、
それはどんどんと日本へ近づいていき、
関東地方に近づいていき、
神奈川に近づいていき、
森のなかへと入っていき、
そして洞窟を見つけた。
「これが俺の観た夢だ」
ストライダムがヘリで操縦しているなか勇次郎は観た夢を語った。
「・・・・・君も夢を観るとはな・・・勇次郎」
「・・・・・余りにも鮮明だった」
「その洞窟の中はどうなっていた?」
「洞窟の目の前で途切れた」
「・・・そうか」
ヘリは徐々に速度を落とし、ある森の上空へととまった。
勇次郎にはあらかじめ森へと言われており、夢の内容だけでは森という言葉は初めて聞いた。
「ココが神奈川の森だ。・・・飛び降りるか?」
当たり前のように一般人には非常識な言葉をかけるストライダム。
しかしまたもや驚くことが。
「適当な場所にヘリを置け。お前もついてこい」
「!??」
まさかの同行命令、ストライダムは質問する。
「勇次郎、私はいったい何をすれば・・・」
「そのとき決める」
といわれながらヘリを下ろしていくのだった。
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ヘリを
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