第42話
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ていますよね?実はリーゼアリアと長い間会えなかった理由はその件も関係しているんです。」
「へ………どうしてその件が関係してくるの?」
トワの疑問に困った表情で答えたリィンの答えを聞いたアリサは呆けた声を出した後訊ね
「………恐らくゴシップで騒がれ、社交界から追放されたシュバルツァー男爵閣下と親類関係である事で自分達までシュバルツァー家と同じようにみられる事を恐れたリーゼアリア様のご実家が、シュバルツァー家との縁を切った為、男爵閣下のご子息であり、ゴシップの理由となったリィン様とリーゼアリア様のご実家がリーゼアリア様とリィン様を会わせないようにしたからではないでしょうか?」
事情をすぐに察したシャロンは言い辛そうな表情で自身の推測をリィンに確認した。
「あ…………」
「ええ、まさにその通りです。実際父さんがエレボニアの社交界から追放された時を機にそれまであったリーゼアリアの実家――――クレール子爵家との交流はなくなりましたし、俺とエリゼはリーゼアリアと手紙でお互いの近況を報告し合っていましたが、それも無くなりましたから。」
「お兄様………で、でも内戦終結後お兄様の活躍を知ったリーゼアリアさんのご実家も再びリーゼアリアさんとお兄様とエリゼお姉様の手紙による交流をお許しになったのでしたわよね?」
シャロンの推測を聞いたアリサが呆けた声を出して辛そうな表情を浮かべている中静かな表情で答えたリィンの様子を心配そうな表情で見守っていたセレーネはその場の空気を変える為にリィンに訊ねた。
「ああ……内戦が終結してから1ヵ月後くらいか……その頃にリーゼアリアからの手紙が来て、手紙にも長い間叔父さん達に俺達に手紙を出す事を固く禁じられていて出せなかった事に対して手紙を読んでいる俺の方が心配になってくるほどの謝罪の言葉が書いてあったから、多分リーゼアリア自身は叔父さん達と違って俺達との交流を続けたかったんだと思う。」
「そっか……それじゃあ、演習の間に実際にリーゼアリアさんと会って話す機会ができるといいね。」
「ええ……まあ、見ての通りリーゼアリアはリーゼロッテ殿下の御付きの侍女としてきていますからその関係で忙しいでしょうし、俺達も特務活動で忙しいから、多分会う機会はないと思うのですが……」
リィンの答えを聞いたトワは安堵の表情を浮かべた後リィンを見つめ、見つめられたリィンは苦笑しながら答えた。
「……ですが、リィンさんが”七日戦役”や内戦の件で有名になってから再び連絡を取ってくるなんて、幾ら何でもあからさま過ぎませんか?」
「おい、ティオすけ……察してはいてもさすがにストレート過ぎねぇか、その聞き方は?」
するとその時ティオはジト目でリィンに訊ね、ティオの質問の仕方にランディは疲
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