第42話
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陛下のご息女であり、またあの”灰色の騎士”の婚約者の一人でもあります!”灰色の騎士”と協力契約を結んでいるメサイア殿下は普段は”灰色の騎士”の側にいるとの事ですが、今回クロスベル皇女として二帝国のVIPの方々と交流する為に急遽帰国され、”三帝国交流会”に参加する事になったとの事です!そしてメサイア殿下の隣にいられる方はユーディット・ド・カイエン皇妃陛下です!ユーディット皇妃陛下は1年半前のエレボニア帝国で起こった内戦の主犯である貴族連合軍の”主宰”にして”四大名門”の”カイエン公爵家”の当主――――クロワール・ド・カイエン元公爵のご息女ですが、彼女自身は妹君と共に内戦に反対し、内戦勃発後は自らの私財を投げ打ってまで内戦による被害を受けた民達の援助をし、更にはクロスベル帝国の領土となったエレボニア帝国の貴族達の権威を守る為にクロスベルの貴族となった元エレボニア貴族達の忠誠の証として自らヴァイスハイト陛下の側妃として嫁がれた方です!また、エレボニアの社交界で”才媛”と名高かったユーディット皇妃陛下の能力を見出したヴァイスハイト陛下からも重用され、その期待に応えるかのようにユーディット皇妃陛下は様々な実績をあげ、更にはクロスベルの領土と化したエレボニアの領土の”総督”と同時に”カイエン公爵家”の当主代理を務めているまさに”才媛の中の才媛”の御令嬢であり、元エレボニア帝国の貴族でありながら新興の国家であるクロスベル帝国にこれ程貢献し続けている人物は彼女を置いて右に出る者はいないでしょう!最後にユーディット皇妃陛下の隣におられるお嬢さんはキュア・ド・カイエン嬢!名前から既に察していると思いますがキュア嬢はユーディット皇妃陛下の妹君であられ、また将来”カイエン公爵家”の当主に内定している御令嬢です!現在は帝都クロスベルに建設されたばかりの”サティア学院”の高等部に通われ、学生達のまとめ役である”生徒会長”を任せられるという姉君のように学生の身でありながらも既にその身に秘めている才能の一端を見せているとの事です!」
グレイスのアナウンスと共にカメラを向けられたメサイアとユーディット、そして学生服を身に纏っている橙色の髪の娘――――ユーディットの妹であるキュア・ド・カイエンはそれぞれ上品な仕草で軽く会釈をした。
〜港湾区〜
「あ、あれがリーゼロッテ皇女殿下……まさに天使じゃないか……!」
「オリヴァルト皇子様もかなりハンサムよねぇ!」
「そう?私はメンフィル帝国のエフラム皇子様の方が凛々しいから、そちらの方が素敵に見えるわよ?」
「いやいや、凛々しさで言えばサフィナ元帥も負けていないぞ!それも凛々しくありながらも、可憐さもある!まさに物語とかで出てくる理想の女性騎士じゃないか!」
「それにエイリーク皇女様もそうだ
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