第42話
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。
「これは………」
「この独特な機関音……まさか!」
「そ、それに……他にも聞こえてくる独特の機関音も、まさかとは思いますが――――」
「―――全員外に出てご挨拶申し上げるとしよう。」
突如聞こえてきた機械音にリィン達が驚いている中理由がわかっていたミハイル少佐はリィン達に外に出るように促し、リィン達と共に外に出た。
〜演習地〜
リィン達が外に出ると生徒達やアルフィンとエリゼは既に外に出て上空を見上げており、リィン達も上空を見上げるとエレボニア皇家であるアルノール家専有の高速飛行艇――――”カレイジャス”と1年半前の”七日戦役”によってメンフィル帝国の所有戦艦となった銀色の戦艦――――”パンダグリュエル”がクロスベルに向かっていた。
「な、な、な………」
「おいおい、たまげたな……」
「紅い船に銀色の大きな船………」
「真紅の飛行船はアルノール家専有であのリベールの”白き翼”の後継機で、銀色の巨大な戦艦はエレボニアの内戦中、貴族連合軍の旗艦として使われ”七日戦役”の際メンフィル帝国軍に占領されたという……」
「ええ―――”カレイジャス号”と”パンダグリュエル号”ですね。」
上空を飛んでいる二つの飛行船にユウナが驚きのあまり口をパクパクしている中、ランディとゲルドは呆け、ティオの言葉にアルティナは静かな表情で頷いた。
「!”カレイジャス”という事はまさかエレボニアのVIPは―――――」
「ええ、エレボニア政界の代表としてレーグニッツ帝都知事……」
「クロスベル側は経済界の代表としてイリーナ会長が参加なさりますわ。」
「それに、それにね……!リーゼロッテ殿下とオリヴァルト殿下がいらっしゃるんだって……!」
「うふふ、ちなみにメンフィル側のVIPはセシリアお姉さんとサフィナお姉様、そしてエフラムお兄様とエイリークお姉様よ。」
そしてクロスベルのオルキスタワーの上空に到着したカレイジャスからは小型の飛行艇が、パンダグリュエルからは天馬騎士と竜騎士の小部隊がオルキスタワーの屋上に離陸しようとしていた。
〜クロスベル〜
―――ご覧ください!今、カレイジャス搭載の揚陸艇が発進し、パンダグリュエルからは”空の乙女”と”空の王者”と名高いメンフィル帝国軍の天馬騎士と竜騎士の部隊が現れました!エレボニア・メンフィルのVIP達と共にタワー屋上へと向かいます!
クロスベルではオルキスタワー屋上に現れたカレイジャスとパンダグリュエルに市民達が注目している中、クロスベルの新聞社――――”クロスベルタイムズ”の記者の一人であるグレイス・リンがアナウンサ
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