第58話 ヴァンフリート星域会戦 後編
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を失う事になった。
この結果直ぐに動ける残存兵力はメルカッツ提督が指揮する留守部隊4個艦隊だけと成った。残りの艦隊は未だ混乱の最中に有り再編成も全く済んでいない状態で有った。そして宇宙艦隊司令長官の椅子をめぐり丁々発止が行われるのである。
戦死将官
宇宙艦隊司令長官 グレゴール・フォン・ミュッケンベルガー元帥
宇宙艦隊総参謀長 オットー・フォン・グライフス大将
ロイター中将
ネーリング中将
グリンメルスハウゼン中将
ヴァイトリング中将
クルツバッハ中将
装甲擲弾兵総監 アルノルト・フォン・オフレッサー上級大将
装甲擲弾兵第29師団長 ホルスト・フォン・ヴァルデック少将
捕虜
宇宙艦隊参謀 アウグスト・フォン・シュターデン少将
生還
シュトラウス中将
ミューゼル准将
帝国暦485年5月15日
■オーディン 某所
今日も又戦死者の家に戦死公報が届く、郵便局員はここ数日間の帝国全土の悲しみを運び続けて居た。この家にも戦死公報が届く。郵便を受け取る夫人は泣き顔で受け取る、それを見るのが辛い彼は直ぐに玄関から立ち去った。
夫の戦死公報を読んだ奥方は崩れるように泣き始めた、部屋の奥では生まれて1年ほどの赤子が父親の死も知らずに健やかに眠っていた。
崩れ落ちた、母を見た4歳ぐらいの長男がやって来て母親に聞く。
「お父さんは、いつ帰ってくるの?」
母親は嘘をつけずに、本当の事を言う。
「お父さんは、戦場で死んでしまったの」
泣き崩れる母親に長男が食い下がる。
「嘘だ!撃墜王の父さんは絶対死なないって言っていたじゃ無いか!」
泣き崩れる母親を見ながら、長男も泣き始めた。
「お母さん、僕も軍人になって、叛徒を皆殺しにして、お父さんの敵を討つんだ!」
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