第58話 ヴァンフリート星域会戦 後編
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橋からロボス達は脱出予定だったが、敵が急進撃過ぎたため艦橋から移動出来ない状態で有った。
艦橋の入り口を爆破するためにオフレッサーの部下が爆薬を仕掛ける間に、辿り着いたヴァーンシャッフェ大佐がオフレッサーと対峙するが、へっぴり腰に見える。何故なら、相手がオフレッサーと判ったからである。
「フン。誰かと思えばローゼンリッターか、冥土の土産についでに頸を刈ってやる!」
オフレッサーが不敵に笑う。
「先行せよ」
ヴァーンシャッフェ大佐は部下を楯にしながら、部下に攻撃を命じる。
「臆病者が、いくぞ!」
「ひー」
一撃の下に10名ものローゼンリッター隊員が斬り殺される。
ヴァーンシャッフェ大佐はレーザーライフルを狂ったように撃ちまくるが、オフレッサーは戦死したローゼンリッター隊員の死体を手に持って楯にしながらヴァーンシャッフェ大佐に走り寄り、その長大な戦斧を振りかざし叩き付けた。
「うわーーー!!」
その言葉と共にヴァーンシャッフェ大佐の体は真っ二つにされたのである。
その直後に艦橋の入り口を爆破し生き残りの3名と共に艦橋へと躍り込んだ。
其処には戦闘準備が終わったばかりのリューネブルグ准将が仁王立ちしていた。
「オフレッサー上級大将殿か、俺はローゼンリッター旅団長ヘルマン・フォン・リューネブルグ准将だ」
「おう、貴様があのリューネブルグか、俺の獲物に相応しい、先ほどの奴は腰抜けだったからな」
その合図にリューネブルグとオフレッサーの死闘が始まる。
「ダー!」
「ウヲー!」
その横では、ワイドボーンやリーファやイブリン達も装甲服で残りの3名に対峙している。
多くの兵により囲まれているが流石にオフレッサーの部下である、次々に仕掛ける敵をあしらっている、3人は三位一体の攻撃で突っ込んでくる。
「オルテガ、マッシュ、いくぞ!」
2人が倒される間に最後の1人が突入に成功し、ロボスやグリンーヒルの前に辿り着き、体に巻き付けた軍用爆弾のスイッチを入れた。凄まじい爆音と共にその体は四散し、ロボスやグリンーヒルは彼等を守っていた兵と共に吹き飛ばされ、全身打撲で血を吐いている状態で倒れている。
爆炎の中、吹き飛ばされたロボス元帥とグリーンヒル総参謀長が倒れて居る中、リューネブルグとオフレッサーの死闘が繰り広げられている。
「中々やるな」
「ふ、貴様こそやるな」
数十分の死闘の末、オフレッサーの一撃がリューネブルグ肩口を切りつけ鮮血がほとばしるが、リューネブルグはその戦斧を抱え、オフレッサーのバランスをくじかせた瞬間、軍用ナイフの一撃がオフレッサーの肺に刺さり、オフレッサーは咳き込んだ、その瞬間リューネブルグの戦斧がオフレッサーを貫いたのである。
リューネブルグが負傷した瞬間、イ
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