解決?
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っくり休みたまえ」
「ちょっと待ってください。かっ……」
+ + +
「逃げられた」
切れた通信に、苦い顔でアレスは見送ることとなった。
セレブレッゼ少将のいうように、確かにアレスは装甲車の脳波認証システムの改善を名目として呼ばれた。
そして、その仕事は本日をもって終わった。
この先がどうなるか。おそらくは脳波認証システムの改善プログラムを全ての装甲車に導入することになるのだろう。大きな費用であるが、アース社にとっては、政治家とつながりがあることを暴露されるよりかは遥かに安上がりになると目論んだ。
「また異動か」
だが、その後の意味ありげな言葉を考えれば、おそらくはアレスは近いうちに異動があるはずだ。
何も考えずに言葉を口にするほど、セレブレッゼは馬鹿ではない。
しばらくアレスは考えを深めて。
まあ、仕方がない。
と、苦笑を浮かべる。
元々整備企画課に配属されたことがイレギュラーであったのだ。
まあ、思わず日本食という懐かしい食事にありつけたのは朗報ではあったが。
考えながら、アレスは手元にあった封筒の束を目にする。
水道や電気の料金を開き、その後にあったピンク色の封筒を目にした。
それは他の封筒よりも目を引くものだ。
勧誘だの公共料金の引き落としだので、ピンク色を使うことはない。
封筒を手にして、裏書を見れば、そこにはまるでコンピュータで書いたような文字があった。
ライナ・フェアラート
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