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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第17話 強くなってきた彼らにオレは
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「勝負だレッドーォ!!」

食事中に勝負をぶっかけられる、よくあること。
そしてその相手が桜髪の少年だ、よくあること。

だが人がご飯を食っている時にかけてくるのはあまりよろしくない。
と、いうわけで真剣にするわけじゃなく今自分に向かって殴りかける最中の少年に対し軽くあしらうように手を向けて己の中に存在する力を発する。

「ぐぽぁっ!?」

そう、気弾――といっても今のナツの魔力量と体力を考えての手加減を添えての小さい光の玉だが。

「おい、ナツの奴またレッドにやられたぞ」

「しかも飯を食ってる時に…いつも以上に適当にやられてるじゃねえか」

「かーッ!いい感じの音をしたな今!」

周りがまたナツが倒された、と話題になるのもよくあることでもある。
例えばギルダーツ。
例えばエルザ。
例えばラクサス。
例えば、オレ。

…S級魔道士組だな。 ミストガンは眠りの魔法をかけてギルドの中に入って仕事を取るからナツとか他の皆は関わることはないが…。

ラクサスやマスターは起きたままなのは流石、というべきだろう。
ギルダーツも帰ってきたら起きていることはあるだろう…そういえばギルダーツが100年のクエストに行った時からジェラールがミストガンとしてここに入ってきたんだっけ…まぁそれはいいか。

「レッドさん、相変わらずの強さだな…最近ナツも腕を上げてきたのだがな…」

エルザが苺ケーキを乗せた皿を持ちながらオレの座ってる席と対する席にやってきた。
席に座って苦笑いするエルザに対してオレは「そうなのか」と返す。

「ああ、ナツだけじゃなくてグレイもなのだが…皆も最近淡々と成長し始めている」

周りを見渡しながら嬉しそうに言うエルザにオレは頷く。

確かに、皆も最近強くなってきたが…若い連中は今が成長の時だからじゃないのだろうか。
オレも大体その時から本格的に鍛え始めたし。

前世の知識からは小さい体で筋肉をつけすぎると伸びないっていう教えを何故か覚えていたから、好都合だった。
まだ10歳になってからじゃガチで鍛え始めていたようと…いや、仕事で危険な目に度々合ってたおかげでマシになれてきたんだったな(白目)
まぁ、それはそれで楽しかったし(サイヤ人脳)、それにランニングと魔法とか学べることも多くなったな。

気弾での技ならギルダーツの時に覚えた(思い出した)技は強力だし、接近戦での技じゃ魔力を瞬間アップするインパクト(パワーアップ)もある。
他の技はまだまだ出せる機会があるかもしれないから一応極め続けている…はず。

けどなぁ…なんかオレが編み出したってより他人の技な気がしてちゃんと「オレが作った」っ的な
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