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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第17話 強くなってきた彼らにオレは
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をまとも受けたオレは次々にこちらにやってくる剣――

「――やるじゃねえか!!」

だがただでやられるつもりはない、こちらに舞う剣を全て指で弾いてエルザの元に駆ける

「……ッ!」

「攻撃しかけた後じゃあ隙だらけだ、そこを直してこいよ、エルザ!!」

「―――何年貴方の背中を追いかけたと思っている!!」

何、と問う前に彼女は両手剣を構えこちらにまた別の必殺を出してくる。

「――――天輪・五芒星の剣(ペンタグラムソード)ォッ!!」

彼女の今の鎧で最も高い技がこちらへと向けられる。ならばオレが迎えるは――

「いいなァおい…!!ならこっちも――インパクトォッ!(100%)

こちらも通常状態(・・・・)の最大限で答える。

拳に纏った赤い(・・)オーラで彼女とも迎え――

「ぐはぁ…ッ!!」

最大限の速さもあり、先にオレの拳はエルザを捕え、殴り飛ばす。
それでもエルザはすぐに体制を整え、着地する。 が、ダメージが大きかったのか少し蹌踉めく。

「はぁ…はぁ…」

息を整えながらこちらを見る。
そして、微かに彼女は笑みを深めた。

「――やってやったぞ」

「――ああ。やられたぜ、ちゃんとな」

自身のTシャツの腹から切り傷が現れ――己の腹から痛みがある。
普通なら立っていられない。なにせ彼女の一ヶ所としてオレの腹へと小さくながらも集中点で捕えられた。集中的にやられる場所だと、猛烈な痛みが襲うことがある…だから力を入れていたとしても痛ぇ…。

軽く五芒星の赤いマークが腹にある。どんな精密なやり方でこれが出るのか―――

しかし、やるようにはなっている。
前よりは格段に強くなったのは本当のようだ。

「やるじゃねえか、前よりは」

「当然だ…止まったままは私達には合わないだろう?」

「…それもそうか」

前を向き続けるのも――妖精の尻尾だ。

そう言う彼女にオレや野次馬の皆もそうだと言う。――とある姉弟は少し気まずげだが。
どんな時でも我のままで。
どんな困難があっても仲間とともなら、前に向いていける。


「まだ、やれんだろ?」

「――当然だ」

そう答える彼女に誇らしさ的なものを感じる。昔から少しだけ修行を見たことが合ったからか…。
よくぞ、ここまで強くなったと…そう言ってしまいたくなる。


「…って!?まだやるのかよあいつら!?」

「化物だぜ…この二人は」

何を言ってんだこいつらは(向こうは)。これで終わったのなら手合わせにはならんだろうに。まだまだ続いて、高みを目指すのも有意義だろ?

「――そこま
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