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妖精の尻尾所属の戦闘民族(旧)
第17話 強くなってきた彼らにオレは
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でかは知らず、だがいつか今の自分(・・・・)を越えることがあるかもしれない。
それはそれで嬉しく思う。自分を慕ってくれていた少女の成長を、サイヤ人は只喜ぶ。


「さぁ、準備はいいか?私は出来ている」

「なんだろう、デジャヴなネタ…いや違うか。 オレも出来てんぜ。じゃあやろうか」

どこかのポーズとか凄そうな漫画だと呟きながら両者は構える。

レッドは相手に攻撃を仕掛けれたり、カウンターを決めるための構えをする。
右手を握り拳にし、左手は受け止めたり流したりするために開けて体の前へと待機。

エルザは片手に剣を換装して出し、そして片手の剣を構えてこちらを見据える。

後は――合図が出るまでの勝負――

「準備は済んだね。では用意――――」

今日はマスターが出席なので代わりにカナが審判する。

カナは片手を天へと上げ――そして勝負を開始させる様に手を振り下ろす。

「――はじめ!!」



そして――足を蹴る音が大きくその場に響き渡った。


◆◆◆◆◆◆

SIDE:レッド・パッペ



オレとエルザは開始の合図とともに互いに飛び込んだ。

こちらに向けて剣を振り下す彼女の横へと移動して避け、次の行動をしようとする彼女の腕を掴みそのまま投げ技をかける――

「手だけではないぞ」

彼女の言葉と共に気づく、エルザの腕の鎧は別の鎧――天輪の鎧になっていることを。
後ろから剣がこちらへと飛んでくる空気の動きを気づいたオレは彼女の腕を離し、剣から避けようと試みたが――

「私を掴んだんだ、なら最後まで離さないでくれ――」

逆に腕を掴まれた。

ちょっと?エルザさん?言い方がヤンデレぽく言わないでくれよ?三次元なら大歓迎だが、直で言われると怖いからね?いや、今やってくる剣もそれを含めたら怖いけど――てか他の男達がピクッってならなかった?

等、余計な事を考える。だがそれは現実逃避ではなく(いや、ちょっとなくはない)対応はあるからこそだ。

やってくる剣に自身の魔力放出を行い、手に集中して剣を三本の指で弾いた(・・・・・・・・)

「指だけで剣を弾きやがったーー!?」

他の野次馬から悲鳴的な一言を聞こえる――目の前の少女は「やっぱりそうくるか」と予想していたようだ。

「だがおかわりはまだあるぞ?――舞え!!!剣たちよ!!!」

ニヤッと笑みを深めるエルザは次にいつの間にか舞っていた剣たちをオレたちの周りに発射させ、オレの腕を離した後両手に剣を発現させてこちらに仕掛ける。

「――天輪・天輪・繚乱の剣(ブルーメンブラット)!!」

「おお…っ!」

必殺
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