第47話 現在の状況
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になった」
「それって相当強いじゃない!?」
気合を入れるエステルさんだが、フィーからカシウスさん並と聞いたエステルさんは驚いていた。
「そっか、だとしたらかなりの激戦になりそうね」
「エステル、黒装束たちを気にするのも大事だけど他のチームに事も頭に入れておかないと駄目だよ。まだどのチームと対戦するのか分からないんだから」
「確かにそうね、他のチームと言えばカルナさんや他の遊撃士たちが集まっていたチームがあったわ。あの人たちにはこのことを話さなくてもいいのかしら?」
「そうだね、万が一僕たちが負けてしまった時の為に保険として話をしておくのがいいかもしれないね。今ならギルドにいるかもしれないし行ってみようか?」
「味方は一人でも多い方がいいし早速行きましょう」
「それなら俺たちはこの辺で戻りますね」
エステルさんたちはカルナさんやグラッツさんたちに会いに行くためにこの町のギルドに向かうようなので、俺とフィーは部屋に戻る事にした。
「リート君、君たちも黒装束やリシャール大佐には気を付けておいてくれ」
「了解です、ヨシュアさん。エステルさんも明日の試合頑張ってください。俺、応援していますから」
「勿論!やるからには優勝を目指すわ!」
「エステル、ヨシュア、頑張れ」
俺たちは202号室を後にして自分の部屋に戻った。
「ラウラ、ただいま……って寝ていたのか」
既に22時を回っていたからか、ラウラは既に眠っていた。
「さて、明日も早いし俺たちも寝てしまうか」
「……ねえ、リィン。リィンはリシャール大佐が何を企んでいるか予想できる?」
寝ようと思ってベットに横になるとフィーがリシャール大佐の目的について聞いてきた。
「……完全に憶測だがリシャール大佐はクーデターを狙っているのかもしれない」
「どうしてそう思ったの?」
「リシャール大佐は黒装束を使って様々な事件を起こしてそれを解決してきた、さっきフィーが言ったように民衆からの指示は絶大なものになっている。
次に彼は邪魔な将校や親衛隊を排除して自分の都合の良い者たちを昇格させている、更にアリシア女王陛下が姿を見せないってリベール通信に書いていただろう?もしかしたらリシャール大佐が女王陛下を監禁しているのかもしれない」
エステルさんから聞いた話ではデュナン侯爵は次期国王になろうとしているらしい、そんな彼をリシャール大佐が丸め込んでいる可能性も十分にあり得る。彼を国王にして裏から操る気なのかも知れない。
「しかも一番の障害になるであろうカシウスさんは、現在エレボニア帝国に行っていてこの国にはいない。そして黒装束が起こした最近の事件や軍の動きを見るからに、リシャール
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