第47話 現在の状況
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後は全員で夕食を食べた後、まだ飲み足りないと残ったジンさんとオリビエさんを置いて俺たちはホテルに向かった。
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「ふ〜、今日は色々あって疲れたな……」
予選だけとはいえ武術大会は疲れたな、まさか一回戦からジンさんのような達人と当たるとは思ってもいなかったけど結果的にはいい経験になったな。
「リィン、フィー。本当に良かったのか?私まで一緒の部屋を使わせてもらっても」
「ああ、問題ないよ。フロントの人には追加料金を払う事でOK貰ったし大丈夫だ」
まあ払うのはオリビエさんだがこのくらいの甲斐性は見せてもらわないとね。
「俺はこっちのベットを使うからフィーとラウラは二人で寝てくれ」
「別に3人でもいいんじゃないの?」
「2つのベットがあるのにそんなことしなくてもいいだろう?ラウラが顔を真っ赤にさせているからその辺にしておきなさい」
「はーい」
真顔で舌をペロッと出すフィーだがちょっとからかい癖が付いてきていないか?やっぱりオリビエさんの影響を受けてしまったのだろうか……心配だ。
「リィン、そろそろ時間じゃない?」
「そうか、もうそんな時間か」
俺は時計を見ると既に21時を回っていた、さっきフロントでエステルさんたちに話があると言ってこの時間帯にエステルさんたちが泊っている部屋を訪ねる約束をしていたからもう行かないとな。
「ラウラ、俺たちはちょっと出かけてくる、留守番を任せてもいいか?」
「……承知した、あまり遅くならないようにな」
「ありがとうな、それじゃ言ってくる」
ラウラは俺たちが自分には話せない事だと察したのか何も言わずに承諾してくれた。そんなラウラに感謝しながら俺とフィーはエステルさんたちが泊っている202室に向かった。
「……すいません、リートとフィルですがエステルさん、起きていますか?」
『あ、来てくれたのね。待っていて、今ドアを開けるから』
エステルさんはカギを開いて俺たちを出迎えてくれた。
「いらっしゃい、さあ中に入って」
「……お邪魔します」
「……」
俺たちは中に入る前に周りを警戒するが怪しい者はいなかった、一応警戒は解かないまま中に入りヨシュアさんに挨拶をした。
「ヨシュアさん、こんな夜遅くにすみません」
「気にしないで、僕たちも君たちと話をしたいと思っていたから」
「ありがとうございます」
俺とフィーは片方のベットに座り、もう片方のベットにエステルさんとヨシュアさんが座った。
「……誰かにつけられたりはしてなかった?」
「警戒はしましたがそういった気配は感じませんでした」
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