ペルソナ3
2067話
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したもの。
そしてシャドウというのは、このペルソナ世界特有の存在だ。
つまり、それを俺達が使えるようになるのは難しいのではないかと思える。
ああ、でも俺達が無理でも量産型Wとかのように、専門に調整する事が出来れば、意外と何とかなるか?
その辺りは、取りあえずレモン率いる技術班に任せるしかないか。……もっとも、その為に順平や荒垣達は色々と酷い目に遭うような気もするが。
「ちょっ、お、おい。何だよ。何でいきなりアクセルが俺を売られていく豚でも見るような目でみるんだよ! 何かあるのか!?」
俺の視線に順平がそう告げる。
荒垣も、そんな順平の側で微妙に嫌そうな表情をしていたが……取りあえず、今はその辺は置いておくとしよう。
「さて、どうだろうな。その辺は楽しみにしておけ。それより、もうそろそろ影時間も……最期の影時間も終わりそうだし、俺は帰るぞ。ゆかりはどうする? 帰るなら送っていくけど」
「あ、ううん。ちょっと、その……これからの事で美鶴先輩と相談しようと思ってるから、今日はここに泊まっていくわ」
これからの事。
それは当然のように、俺との関係やシャドウミラー、ホワイトスターといった事も関わっているのだろう。
俺がそれに何かを言うのも余計なお世話……野暮だろうし、俺はそれに頷いてから、影のゲートで自分の部屋に転移するのだった。
「この部屋とも……今日、もしくはもう数日でお別れか。あのおっさんの所にも挨拶にいかなきゃな」
呟きながら、影時間が終わったアパートの部屋を眺める。
同時に、ズキンと一瞬頭部が痛む。……ニュクスの攻撃の悪影響か?
だが、痛むだけで特に何かある訳でもないし……取りあえず、今は寝るとしよう。
寝れば、多分治るだろうし。
そう思いながら、俺はペルソナ世界最後の夜の眠りにつくのだった。
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