ペルソナ3
2067話
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いかない。
そうして悩んでいると、不意に武治が口を開く。
「では、その辺りの事については桐条グループで倉庫か何かを用意しよう。場所はこの近辺で、だ。それなれば問題はないだろう?」
「それはそれで、色々と問題はあるぞ。特に大きいのは、倉庫の中となると、その倉庫以上の大きさの物を転移させるような真似をすれば、倉庫が壊れる」
「……目星を付けている倉庫はかなり大きい代物だから、その辺りの心配はないと思うのだが……」
「空を飛ぶ戦艦とかでもか? もしくは、空を飛ぶ城とか……」
「正直、そのような物を持ってこられても困るのだが……」
本気で困ったような表情を浮かべる武治。
いや、考えてみればそうか。
この世界では、大々的にシャドウミラーの存在を表に出すのではなく、限られた存在とやり取りをする事になる。
つまり、ネギま世界との件をもっと縮小した……最低限の取引をするのだから、最小限の場所があればいい訳だ。
勿論、取引をする以上はある程度の広さは必要となるだろうが……
「分かった。なら、その辺は武治に任せる。明日までに準備出来るか?」
「うむ。明日の……そうだな、午前9時くらいに迎えをやる」
そうして、他にも色々と話をし……一旦、報告については終わるのだった。
「にしても、アクセルが学校を辞めるのか……あー……何だかなぁ」
武治や黒服が帰り、俺達だけとなった巌戸台分寮に、順平の声が響く。
「まぁ、月光館学園は退学する事になるが、別にもう顔を出さないって訳じゃないしな。ゆかりや美鶴もまだ高校生だし」
「……けどよぉ。綾時の奴もいなくなって、それでお前いなくなるってのは……正直、面白くないって」
順平のその言葉に、何人かが同じように頷き、若干湿っぽい雰囲気になる。
まぁ、望月がああいう事になったのもあるし、影時間の件が解決したというのもあって、色々と思う所はあるのだろうが……
「言っておくが、順平には結構な頻度でホワイトスターまで来て貰う事になると思うぞ?」
「……え?」
「忘れたのか? お前には、イクシールの件があっただろ? 荒垣もな」
イクシールは、価値にして数億……場合によってはそれ以上の値段がしてもおかしくない程の稀少品だ。
それを譲ってある以上、当然ながらホワイトスターと行き来出来るようになったら、相応の支払いはして貰う必要がある。
もっとも……別にシャドウミラーに所属させるような気まではない。
単純に、ペルソナ能力の解析とかに協力して貰うだけだ。
可能であれば、シャドウミラーの面々にもペルソナを使えるにように出来れば最善なんだが……正直なところ、それは難しいというのが俺の正直な感想だ。
ペルソナというのは、シャドウが変化
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