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転生とらぶる
ペルソナ3
2067話
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だが」

 黒服達がいるが、影時間について理解しているのであれば、武治にとっても信頼出来る者なのだろうと、ゲートについて話す。

「ふむ、ゲートか。それは……ホワイトスターと行き来する為の、いわゆる転移装置だったな?」
「そうだ。だからこそ、人目に付くような場所に設置するのは避けたい。下手をすれば、国やらどこぞの組織やらが出てくる可能性も十分にあるからな」

 異世界間貿易だけを考えても、それがどれだけ魅力的なもなのかは明らかだろう。
 ましてや、そのホワイトスターには不老になる方法すらあるのだ。
 もしシャドウミラーを侮っているような者達がそれを知れば、間違いなくちょっかいを出してくるだろう。
 俺としては、それでも構わないのだが……そうなれば、桐条グループが色々と面倒な事になるのは間違いない。
 現在協力関係を築いているのが桐条グループだけに、その桐条グループに被害が出るのは出来れば避けたい。

「ふむ、そうなると……今のところ、シャドウミラーが取引をするべき相手は桐条グループだけでいいのかな?」
「そうなるな。将来的にはどうなるか分からないが、その辺りは俺の一存だけでは決められない」

 まぁ、正確には決めるなら決めてもエザリア達なら問題ないようにするんだろうが……下手にエザリア達を手間取らせるような真似をするのなら、最初から完全に任せておいた方がいいのは確実だ。
 それに、そもそもの問題として、俺が取引をしても問題ないと考えられる相手は桐条グループしかないしな。
 この世界において、科学技術という点では見るべきものはない。
 そうなると、当然のように必要なのはシャドウとかペルソナとか、そっち関係の技術になる訳だが……俺が知ってる限りでは、その手の技術を持っているのは桐条グループだけだ。

「まぁ、ともあれだ。そんな訳でゲートを設置する必要があるんだが……そっちとしては、どこを考えている? 俺としてはあまり人に見つからないような場所って事で、それこそ屋久島辺りを検討してたんだが」
「え、屋久島!?」

 屋久島という言葉に驚愕の声を発したのは、武治……ではなく、ゆかり。

「どうした?」
「いや、だって……もしゲートを屋久島に設置したら……私は、どうやってホワイトスターに行ったらいいのよ。それに、ホワイトスターと行き来出来るようになったら、アクセルも月光館学園はもう辞めるんでしょ? なら……」
「あー……そう言われればそうだな。一応影のゲートがあるから、大丈夫だとは思ってたんだけど……駄目か?」
「駄目に決まってるでしょ」

 即座にそう告げてくるゆかり。
 正直なところ、俺と一緒にいたいと言ってくれるのは非常に嬉しい。
 嬉しいんだが……だからって、それでゲートを無駄に危険に晒す訳には
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