ペルソナ3
2067話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
向かう。
……今更、本当に今更だけど、タルタロスが消えた後、死体が月光館学園に現れないといいんだけどな、と。そう思いつつ。
「戻ってきたか」
俺達の姿を見て、武治が感無量といった様子で呟く。
いつもは強面の顔で周囲を自然と緊張させる雰囲気を放っている事も多い武治だったが、今は違う。
人類の破滅を避けられた事を、自分の目で確認す事が出来たのだから。
「……怪我をしてる奴が多いな。やっぱりシャドウが出たのか?」
この部屋にいる、俺達と武治以外の面々……黒服達が重傷とまではいかないが、顔に殴られた痕があることに気が付き、呟く。
「ああ。例のカルト教団が影時間の中でも暴れていたらしくてな」
その言葉に、黒服達がどこか落ち込んだ様子を見せる。
カルト教団と言えば聞こえは良い……いや、悪いが、か?
ともあれ、カルト教団という名前はともかくとして、実際には何の訓練を受けた訳でもない素人に怪我をしたのが、落ち込んでいる原因なのだろう。
あの手の連中というのは、常識では理解出来ないような存在なのだから、そこまで気にするような事はないと思うんだが。
なので、取りあえず黒服達の件にはそれ以上触れずにおく。
「そうか。……さて、今日起きた出来事だが……」
そう言い、今日2度目となる説明を開始する。
色々と理解しがたい様子はあったが、それでも影時間の中にいればニュクスの姿を見る事は難しくなかったからだろう。
タルタロスの頂上からでも、地上に向かって降ってこようとしたニュクスの姿を確認することは出来ただろう。
であれば、その脅威を認識出来てもおかしな話ではない。
「そう、か。ニュクスを殺す事が出来なかったのは残念だが、それでも目覚めるのは数億年先……そうなると、私が生きている間はもう心配するような事はない、か」
「だろうな。もっとも、それはあくまでもニュクスについてだけだ。シャドウに関係する騒動が起きないという可能性はないから、完全に気を抜くような真似は出来ないけどな」
「……そうだな」
それでも、影時間が終わってニュクスによる人類滅亡がなくなったというのは、武治にとって大きな安らぎをもたらしたのだろう。深く息を吐く。
まぁ、10年前からこの件の解決をする為に行動してきたのだから、それを思えば不思議な話ではない……と、そう思う。
それに、タカヤやジンを結局救う事が出来なかったというのも、武治にとっては大きな後悔となっているのだろう。
だが、武治には他にも色々と決めて貰う事や、話を通していた方がいい事もあるのは事実。
「それで、早速だが……俺は、明日にでもホワイトスターに連絡を入れる。その為、どこにゲートを設置すればいいのかを話しておきたいん
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ