暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-D局員狩り〜Fierce Demon〜
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もまた事実。
「心当たりはあるだろう。子供たちを危険な戦場へ送ってもいいのか? 過酷な現場と環境に送ってもいいのか? たとえそれが、子供たちの意思だとしても。お前の心は、それを許すのか?」
私の不満を見事に当ててきた仮面持ちに、私は「・・・」無言となってしまいました。胸の内で渦巻く管理局への言葉に出来ない暗い感情。
――何かを、誰かを守れる力を持っているのなら、それの力で守ってあげたいって・・・。私とエリオ君は守られてきましたし、今も遠くからですけど守られてます。ですけど守られてるだけじゃダメだって思うんです――
――力を持つ者としての覚悟と意志。それを胸に秘めて、僕たちは局員を続けていきます――
エリオ君とキャロちゃんの言葉を思い出します。とても立派な志をお持ちのお2人ですが、お2人ほどに強い心を持つ子供がどれほどいるでしょうか。事件や事故に巻き込まれてしまったトラウマを抱えつつ、局員となってそのような似た現場に関わり続け、その所為で後ろ暗い感情に飲まれてしまい、そのまま曲がった心を持つに至り、最終的に粛清されてしまうような局員になってしまったりでもしたら・・・。
(管理局の抱える問題・・・)
「答えはすぐにでも欲しいわけではない。ただ考えてみろ。今現在の管理局を許せるかどうか、を」
――トランスファーゲート――
仮面持ちはそう言い捨てて、発生した空間の歪みの中へと消えていきました。それからすぐ「キジョウ陸曹!」と三尉がここ先頭車両へと来てくれました。仮面持ちに容疑者2名が殺害されたことなどは報告しましたが、最後の大隊へのスカウトについては・・・話せませんでした。
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