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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epica15-D局員狩り〜Fierce Demon〜
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てるのですが。爆薬関係がなければ4人程度の魔導師であれば私ひとりで撃滅できますが・・・。

『はい。第2隊より・マイヤ・フェロー准陸尉、第3隊よりアントワネット・コレフシ三等陸尉の2名が、もうじき現着します。3名が揃い次第、車両へ突入。制圧に動いてください』

私の上司にあたるコレフシ三尉は知っていますが、フェロー准尉はよく知りませんね。三尉はAA+ランクの陸戦魔導師で、私が配属された際はとても喜んでいらっしゃいました。三尉の戦い方は知っていますから、打ち合わせをせずとも合わせられる自信があります。

「了解です。ではターゲットに接近するため、レール内への進入の許可を願います」

『少し待ってください。・・・キジョウ陸曹との位置リンクを完了。ウォルターステーションの避難がじき終わります。そこからバイクのままレール内へ進入してください』

「了解です!」

通信を一旦切り、沿線をひたすら走ります。そして目的のウォルターステーションに到着し、陸士隊やステーションの職員さんの誘導で避難を終えているお客さんの姿を視認。バイクを職員さんの前で停車させ、「お疲れ様です! 鉄警隊のキジョウです!」と敬礼します。

「あ、お疲れ様です! 本部よりお話を伺っております。構内は無人となっていますので、いつでも進入可能です」

「判りました。では、行って参ります!」

普段は決して出来ないステーション構内をバイクで進入します。改札を抜けてホームからレールへ降り、フルスロットルで車両を追いかけます。その最中、『キジョウ陸曹!』と念話が入りました。相手は『コレフシ三尉!」でした。

『三尉! 今どちらでしょうか!』

『あなたの右隣よ!』

その返答に従い右へと視線を向けると、レールと沿線を隔てる半透明のフェンスの向こう側に1台のジープが併走しており、後部座席に三尉が立っており、運転席には陸士隊服を着用している見知らぬ女性が1人。

『そちらのタンデムシートに移りたいの。ちょっとフェンス側に寄ってくれる?』

『え、あ、はい』

三尉の手招きに従ってフェンス側へバイクを寄せると、「じゃあマイヤ。後続の隊と一緒に合流ね」と、運転席の女性――フェロー准尉にそう伝えました。フェロー准尉は頷いた後、私を見て「このじゃじゃ馬、宜しく」と言ってウィンクしました。

「じゃじゃ馬て・・・」

「りょ、了解です!」

三尉が大きく跳び上がってフェンスを越え、私のバイクのシートに上手く着席しました。フェロー准尉の敬礼に私も敬礼を返し、三尉の「じゃあ乗り込むわよ!」という指示に、「了解です!」と応じて、さらに速度を上げて車両の最後尾に再接近する。その最中に・・・

「フェーニクスフェーダー、セットアップ!」

髪飾りとして側
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