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恋姫伝説 MARK OF THE FLOWERS
第六十九話 徐庶、徐州に来るのことその八
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「何故か私だけはそうなのだ。桃香でさえも」
 その幼馴染のだ。彼女でさえもだ。
「真名を間違える始末だ。それなのに御主は」
「ううん、何か随分と」
 徐庶はだ。そんな彼女の泣く姿を見て話すのだった。
「苦労されたんですね」
「苦労というものではない」
 それ以上だというのだ。
「私は。本当に誰からも知られていなかったのだ」
「むしろ中の方がでしょうか」
「知られていると思います」
 孔明と鳳統がそれを話す。
「あと別の世界の方は」
「かなり知られていますが」
「それとフガフガですね」
「そちらもですけれど」
「だが私はそうではないのだ」
 彼女自身はだ。違っていたのだ。
「何故だ、私の何が悪い」
「特徴がないからでしょうか」
「そのせいで」
「うう、確かに私は他の牧達まで個性は強くない」
 流石にだ。あの面々と比べるとだった。
「しかし。私には特徴がないのか」
「そ、それはまあ」
「御気になされずに」
「だが。それでもだ」
 しかしなのだった。公孫賛は再びだ。徐庶を見る。そうしてだ。

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