121部分:第十話 夏に入ってその三
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った。また言う狭山だった。
「男だけじゃ駄目なんだよ」
「その理屈は?」
「ずばり、女の子は見て奇麗だが男は見苦しい」
右手の人差し指を思いきり前に突き出しての宣言だった。その顔には不敵な笑みまである。彼にしてはかなり自信のある言葉らしい。
「だからだよ、それはよ」
「だからかよ」
「そうだよ、それに尽きるな」
「それは女の子に言わせたらどうなるんだ?」
「まあいいんじゃないの?」
その女の子の津島が陽太郎の今の問いに答えた。
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