ダン梨・H
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二人とも、かい?」
「前から薄々でしたけど、流石に無茶したとはいえ一か月でレベル上がったら、もう疑いを通り越すでしょ」
ベルだって具体的にどう、ではないが「何かあるな」とは感じている。ステイタスの伸びについてエイナさんとかと話してからは多分核心に近づいてるし、そうなれば疑うべくは消された痕跡のあったあのステイタスペーパーだ。俺とて原作知識を抜きにしても、疑うべき可能性の段階は過ぎてると思う。
「………バミューダ君」
「はい」
「主神として、アドバイスだ。キミは…………」
「俺は…………」
ごくり、と唾を飲み込み、俺はヘスティアの言葉を待った。
「梨を食べ続けるんだ!それが、君のスキルの源泉だ!」
「………工工工工エエエェェ(´゚д゚`)ェェエエエ工工工工!?」
レアスキル『梨得人生』
・梨を食べ続けると長所のステイタスが伸び続ける。
・梨を食べなくなると効果が途絶する。
・梨の育成能力が高まる。
「という嘘だよ」
「嘘でよかったです」
ぺろっと舌を出して悪戯っぽい笑みを浮かべるヘスティア様の両手を掴んで目を回すまでジャイアントスイングした。そのまま追及を続けることも出来たのだが……まぁ、たまにはしてやったりな顔した神様に華を持たせるとしよう。
= =
それからまた暫くして。
「な、なんだってー!ヘファイストス・ファミリア所属で将来有望な鍛冶師に専属契約を頼まれたから二つ返事でイエスって答えただってー!!」
「言ってない言ってない。まだ『あのさ、話があるんだけど』までしか言ってない。あと二つ返事でイエスもしてないから。一応お伺い必要でしょ。というかバミューダは何で説明してないのにそんなコト知ってんのさ!?」
「あ?俺の情報網ナメんなよ。ダイダロス特務隊に小銭渡せばその程度はティータイム楽しみながらでも耳に入るわ」
「そんな、まさかあの『ギルド職員1ダースより彼ら一人の方が優秀』と称される幻のダイダロス特務隊と契約を交わしていたなんて……!!」
「知っているのかいリリ!?」
「はい!ダイダロス特務隊とはその名の通りダイダロス街に住まう情報屋紛いの集団で、契約に値する人材を独自に見つけては自分たちと契約し、お金と引き換えに契約者に有益な情報をどこからともなく盗み出してくる謎の集団です!実はファミリアとも裏派閥とも噂される彼らの情報網を手に入れたのならば、確かに……!!」
「ヘイ、バミューダ君。専属契約の是非をファミリアに持って帰ったベルくんと違ってキミはなにを勝手に得体の知れない人たちと刺激的な専属契約してるのかなぁ?」
「なに、情報網がマジで優秀だったので逆に断る方が怖かったんですよ」
原作要素と違いすぎてビビったのはほかならぬ俺なので
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