第41話
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き雷よ、全てを浄化せよ―――――」
そして度重なるダメージによって敵が”ブレイク”状態になったその時シャロンは跳躍して無数の鋼糸を放って敵を縛りつけた後縦横無尽に駆けながら敵に何度もダガーで攻撃を叩き込み、その間にセレーネは自身の背後に門を召喚し、ゲルドは両手に白き雷を集束し
「秘技――――死縛葬送!!」
「マジェスティ・ゲイト!!」
「W(ホワイト)プラズマ!!」
「――――――――!!??」
シャロンが止めの一撃に放った敵を縛りつけている無数の鋼糸による斬撃を叩き込んだ瞬間、セレーネは背後の門から無数の聖なる光の奔流を、ゲルドは両手から極太の白き雷のエネルギーを敵に叩き込み、それらを受けてダメージに耐えきれなくなった敵は悲鳴を上げながら消滅した!
「っ………はあはあ………」
「やった……のか……」
「ふう……何とか撃破できましたか……」
「今のが”幻獣”………」
敵の消滅を確認したユウナとクルト、アルティナは疲労と安堵によって息を切らせ、3人と違ってリィン達同様まだ体力に余裕があるゲルドは静かな表情で呟き
「………とりあえず危険は去ったみたいですね。」
「ええ……少なくとも”幻獣”については、でしょうが。」
「―――皆さん、お疲れ様です。よく頑張ってくれましたね。」
武器を収めたリィンとシャロンが話し合っている中セレーネはユウナ達を労った。
「いえ……まだまだです。」
「……改めて自分の体力不足を痛感します。」
「うん、教官達と比べてもだけど――――」
それぞれ謙遜した様子で答えたユウナ達はシャロンとゲルドに視線を向け
「…………………」
「?みんな、私とシャロンさんに何か聞きたい事があるの?」
視線を向けられたシャロンが静かな笑みを浮かべて黙り込んでいる中ゲルドは不思議そうな表情で首を傾げた。
「正直……改めて驚きました。―――内戦で旧Z組を手伝った時の”実力”。あれはまだ片鱗に過ぎなかったんですね?」
「ふふ……それでも全力のサラ様には及びませんが。所詮は”暗殺術”――――正道の武術や、実戦で極められた戦技とは比べるべくもありません。―――勿論ゲルド様のような卓越した魔術もそこに含まれていますわ。」
「あ、暗殺術………」
(……やはり………)
「………………」
リィンの指摘に苦笑しながら答えたシャロンの答えにユウナが驚き、クルトが納得している中ゲルドは静かな表情で黙ってシャロンを見つめた。
「フフ……栓ないことを申し上げてしまいましたね。それよりもわたくしの方こそ、ゲルド様の実力には正直驚きましたわ。卓越した魔術に加えて先程の”幻獣”のような存在との
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