第40話
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帝国軍、それにクロスベル軍警察と遊撃士協会には連絡したよ。でも、”三帝国交流会”でクロスベルを訪れるエレボニアとメンフィルのVIP達の訪問でそれ所じゃないみたいだね。」
「エレボニアとメンフィルのVIP………午後には来るんですよね?」
「ああ、ミハイルの旦那がひっきりなしに連絡してるな。」
「そうですか………――――こうなってくると”幻獣”も心配になってきましたわね。」
「………はい。」
「あんな化物が唐突に現れるくらいですしね。」
「……被害が出る前に未然に喰い止めないとね。」
「要請書にあった2箇所を確認しに行くべきかと。」
セレーネがふと呟いた言葉にユウナ達新Z組の生徒達はそれぞれ頷いた。
「エルム湖の岸辺と東の街道外れの沼地だったか。2年前、亀みたいな幻獣と食虫植物みたいな幻獣が出たな。」
「そう言えばそうだったな……確かあの時は沼地の方は俺とセレーネ、セティ達が退治したな。」
「ええ、そうなのですが………一つ気になる情報が。先日、遊撃士達が倒した幻獣についてですが。どうやら”巨大なカバ”のような幻獣だったそうです。」
「なんだと……?2年前、俺達が戦ったのはケバい色の”竜”じゃなかったか?」
「それって………」
「………まさか………」
ティオの口から出た幻獣が以前と異なる事にランディが眉を顰めている中、どんな幻獣なのか察しがついたアリサとリィンは表情を引き締めた。
「そう言えばリィン君達の報告にもあった………」
「?……何か情報が?」
「そう言えば内戦の時にもそのような形態の”幻獣”と交戦しましたね。」
「そうね……確か出現した場所は壊滅したガレリア要塞の跡地だったわね。」
「ティオさんの話にあったようにまさしく”巨大なカバ”としか言いようがないタイプでしたね。」
かつての出来事を思い出したアルティナの言葉にレンとエリゼはそれぞれ頷いて説明をした。
「なるほど、わたくしが艦を降りた後ですか………」
「………同じタイプかわからんが妙に引っかかりやがるな。」
「ええ……こちらももう少し情報を集めておきたい所です。」
「クク……分校長殿の言う通り、まさしく”何が起こるかわからねぇ状況”じゃねぇか。」
「教官……!こうしちゃいられませんよ!」
「そろそろ郊外の調査に出発するべきでしょう。」
「まずは間道の先ですね。」
「わかった、そうしよう。―――トワ先輩。いざとなったらヴァリマールを動かすかもしれません。」
「了解。ミハイル教官にはわたしの方から言っておくね。」
「幻獣は現れた際、その場が上位三属性も働くようになりますから、”魔女”であるゲルドさんは使
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