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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十六話 命の理由 1
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「ヴィヴィオ、どこか行きたかった?」
なぜ病室からいなくなったのかを、なのはは聴きだそうとする。
「ママ……いないの……」
消えそうな小さい声で、ヴィヴィオが言う。
「……!あぁ、それは大変。じゃあ、一緒にさがそうか?」
一瞬、強ばった表情を浮かべたが、すぐに微笑んでヴィヴィオを見つめるなのは。
その優しい眼差しに安心したのか、ヴィヴィオは小さく頷いた。
「うん……」
その様子を、少し離れた場所でアスカとシャッハ、そして合流したシグナムが見ていた。
「よーくよーくよーくよーくよーくよーくよーくよーくよーくよーくよーくよーく見ておくとですよ。あれが正しい幼女とのコミュニケーションっスからね!シスターシャッハ!」
アスカが隣で小さくなっているシャッハをジト目で見る。
「うぅ……はい……」
シャッハは縮こまってアスカの説教を食らっていた。
「何でもかんでも力ずくで解決できる訳じゃないんですよ?さっきは正直言って、シスターが幼女を襲っているって児童相談所に通報しようかと思ったとですよ?」
「そ、それはご勘弁を……」
普段とはまるで逆の立場になっているアスカとシャッハ。
「よ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜く高町隊長を見て、大いに反省してください」
「うぅぅぅ……勉強させていただきます……」
ガックリとうなだれるシャッハ。
「それぐらいでいいだろ、アスカ。とりあえず、なのは隊長が何とかしてくださったのだから」
しばらく様子を眺めていたシグナムだったが、あまりのシャッハのヘコみ具合に苦笑しながら助け船を出す。
「……もうちょっと、ダメっすか?」
「調子にのるな!」
ゴチン!
「まあ、今回はこれぐらいでいいでしょう……痛い」
シグナムからの愛の鞭を喰らったアスカが引っ込む。
「私も、まだまだ修行が足りません……」
落ち込んだ様子で、シャッハがポツリと呟く。
「まあ、そう落ち込まずに、シスターシャッハ。無事に終わったのですから」
シグナムがシャッハを慰めている時、ヴィヴィオを抱き上げたなのはが困ったように3人に近づいてきた。
「どうしよう……離れてくれなくなっちゃった」
「「「はぁ!?」」」
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