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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第四十六話 命の理由 1
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「しかし、それでも……」

慎重に保護……いや、場合によっては封印処理までを含めた処置をしなくてはならないかもしれない。

シグナムはそれを憂いていた。

どんな理由があるにせよ、魔力のある者を、それを使えなくさせるというのは歪な事である。

「悲しい事ですが、人造生命体なのは間違いないです。どんな潜在的な危険をもっているかは……」

シャッハの言葉にも、苦しげな色が混じる。

「私達の手で、なんとしても保護しなければ……」

仮に魔法的暴走が起これば、周囲の被害はもちろん少女の生命も危ない。

シャッハは、非情な手段を用いても少女を確保するつもりでいた。





病院の周囲では、なのはとアスカが手分けして少女を探し回っていた。

「ダメです。裏手にはいませんでした」

一度なのはと合流したアスカが報告する。

「こっちにもいなかったよ。もしかして、病院の中なのかな?」

なのはが病院を見上げると、ちょうどシグナムとシャッハが窓越しに歩いているのが見えた。

まだ見つかった様子はない。

「かくれんぼが得意な子みたいですね」

冗談ぽっくアスカが言った時だった。中庭の茂みがガサッと音を発てた。

「「あ……」」

アスカとなのはがそちらを見ると、茂みの中から病院服を着た少女が出てきた。

二人にに気づくと、少女はビックリしたように手にしていたウサギのヌイグルミをギュッと抱きしめた。

それは、なのはが売店で購入し、寂しくないようにと少女の枕元に置いていったヌイグルミだった。

「ああ、こんな所にいたの」

なのはが優しく微笑んで少女に目を向ける。

(ここは任せた方がいいな)

アスカはそう判断して一歩引き下がる。

なのはもそれを感じ取り、少女に一歩近づいた。

「心配したんだよ」

少女を怯えさせないよう、ゆっくりと近づくなのは。





病院内の廊下の突き当たりで、シャッハはそれを目にした。

「あれは!」

窓から外を見下ろすと、探している少女がそこに確認できる。

その少女に、なのはが無防備に近寄ろうとしているではないか。

「逆巻け!ヴィンテルシャフト!」

シャッハは咄嗟にデバイスを起動させ、騎士甲冑を身に纏う。

「シスターシャッハ?」

シグナムの声に答えず、シャッハは3階から移動系魔法でなのはの前まで飛び出す。

「シャッハさん!?」

突如目の前に現れたシャッハに驚くなのは。アスカも、突然の事に動けないでいた。

「くっ!」

シャッハは少女を睨み、ヴィンテルシャフトを構えて一歩前に出る。

「ヒィッ!」

短い悲鳴を上げて少女が後ずさる。その間合いを詰
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