暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
ペルソナ3
2063話
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きを、デスは長剣で受け止め……逸らす。
 いや、長剣だけであれば、デスも完全に防ぐような事は出来なかっただろう。
 だが、長剣の動きを補うように闇の衣を使って槍に触れると、軌道を強引に変えたのだ。

「特殊能力の類はなしじゃなかったのか?」

 デスに向かってそう告げるが、デスは特に気にした風もなく、口を開く。

『それを言うなら、君の高速移動だって同じようなものだと思うんだけど?』
「そう言われると、ちょっと否定出来ない、な!」

 その一言と共に、連続して突きを放つ。
 突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き。
 まさしく、突きの嵐とでも呼ぶべき連続突き。
 だが、デスは技量不足を闇の衣を使ってフォローしながら対処する。
 あの闇の衣、手のように自由に使える辺り、厄介だよな。
 それに対処する為に、払いを混ぜたりフェイントを使ったりもするが……それでさえ、対処してくる。
 そのまま数分……やがて、どちららともなく攻撃を止め、距離を取る。

『さて、様子見はこんなところでいいかな?』
「様子見、ね。俺は結構本気で戦ってるんだけどな」
『そうかい? でも……本当の意味で本気という訳ではないんだろう? 出来れば、それを見せて欲しいな』

 そう言う望月に、俺はどうするべきか一瞬考えるも……望月には、俺がニュクスと戦えるという事を示す必要がある。
 しょうがない、か。
 一瞬だけゆかりと美鶴の方に視線を向け……口を開く。

「異形化」
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