ペルソナ3
2063話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
きを、デスは長剣で受け止め……逸らす。
いや、長剣だけであれば、デスも完全に防ぐような事は出来なかっただろう。
だが、長剣の動きを補うように闇の衣を使って槍に触れると、軌道を強引に変えたのだ。
「特殊能力の類はなしじゃなかったのか?」
デスに向かってそう告げるが、デスは特に気にした風もなく、口を開く。
『それを言うなら、君の高速移動だって同じようなものだと思うんだけど?』
「そう言われると、ちょっと否定出来ない、な!」
その一言と共に、連続して突きを放つ。
突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き、突き。
まさしく、突きの嵐とでも呼ぶべき連続突き。
だが、デスは技量不足を闇の衣を使ってフォローしながら対処する。
あの闇の衣、手のように自由に使える辺り、厄介だよな。
それに対処する為に、払いを混ぜたりフェイントを使ったりもするが……それでさえ、対処してくる。
そのまま数分……やがて、どちららともなく攻撃を止め、距離を取る。
『さて、様子見はこんなところでいいかな?』
「様子見、ね。俺は結構本気で戦ってるんだけどな」
『そうかい? でも……本当の意味で本気という訳ではないんだろう? 出来れば、それを見せて欲しいな』
そう言う望月に、俺はどうするべきか一瞬考えるも……望月には、俺がニュクスと戦えるという事を示す必要がある。
しょうがない、か。
一瞬だけゆかりと美鶴の方に視線を向け……口を開く。
「異形化」
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ