ペルソナ3
2062話
[5/5]
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
、ここはラスボス付近のダンジョンなのだ。
つまり、ラスボス……望月やニュクスに対して有効的な武器が置かれている可能性もある。
どこの世界でやったゲームだったかは忘れたが、ラスボスとの戦闘で最強の武器を使っても全くダメージを与える事が出来ず、それよりワンランク下の武器でなければダメージを与えられない……というのもあった。
まぁ、この世界でそこまで露骨な事がされるとは思っていないが、それでも効果的にダメージを与えられる武器とか、そういうのが普通にある存在は考えられる。
そんな訳で、色々とマジックアイテムを入手しているのだが……使い方の分からない物とかは、それこそ桐条グループで調査して貰わないとどうしようもないんだよな。
ともあれ、そんな風にシャドウを鎧袖一触、宝箱を纏めて入手……とやりながら進み続け……
「おや、随分と早かったね」
階段を上ると、唐突に屋上に出て、そんな声が周囲に響く。
声のした方に視線を向けると、当然のようにそこにいるのは望月。
ただし、その表情に浮かんでいるのは純粋な驚きであり、それが演技でも何でもないのは確実だった。
「急いできたからな。もっとも、そのおかげで途中にいた門番役のジンとタカヤ……って言ってもいいかどうか分からないが、そいつらは有里達に任せてきたけど」
「ふーん。……そうなんだ」
そう言いながらも、恐らく有里を心配しているのだろうその様子は、俺の知っている望月とそう変わらない。
だが……変わらなくても、それがデスなのは間違いなく……
「本当ならもっと色々と話したいところだけど、そうすると時間切れになってしまいそうなんだよな。だから……残念だけど、始めようか」
悲しい笑みを浮かべつつそう言うや否や、その姿が俺の知っている望月からデスとしての望月に変わる。
それを見て、俺は空間倉庫からゲイ・ボルグを取り出し……ゆかりと美鶴の2人を見る。
「頑張って」
「アクセルなら大丈夫だ」
そう言いながら、2人は戦闘の邪魔にならない場所まで離れていく。
そして、お互いに戦闘の準備が整い……
『さぁ、始めようか』
望月ではなく、デスとしての声が周囲に響き、戦闘が始まるのだった。
[8]前話 [9]前 最初 [1]後書き [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ