第六十九話 徐庶、徐州に来るのことその四
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っていうと?」
「オロチだな」
こう劉備に話すのである。
「その匂いがするな」
「オロチ?」
「簡単に言うと俺の一族の宿敵だ」
かなり明解にだ。劉備達に話す。
「それは前話したか?」
「あっ、そういえばそうですね」
「前に」
孔明と鳳統は草薙の今の言葉でふと思い出した。
「何か。京さん前に」
「人類の文明を破壊しようという一族がいるって」
「ああ、その一族が復活させようとしている神様がな」
「オロチだ」
「それなのだ」
二階堂と大門も話す。
「邪神って言うかな」
「自然神と言おうか」
「自然が人を襲うのだ?」
張飛は彼等の説明を受けて微妙な顔になった。
「自然は人と一緒じゃないのだ?」
「そうよね。人間も自然の一部だと思うけれど」
馬岱もそう考えている。そのうえでの今の言葉だ。
「何でその自然が?」
「それぞれ考えがあります」
ナコルルがその彼女達に話す。
「私の仕えているアイヌの自然は人と同じですが」
「そのオロチは違うのだ」
「そうなんだ」
「はい、千八百年程前。この世界だと今の時代でしょうか」
ナコルルは彼女達の時代とこの世界の時代の双方を考えてから話す。
「オロチはそれまでは人と共にありましたが」
「それが人が文明を持ったことでな」
草薙も話す。
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