第17話 源氏の生誕祭
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たって・・・・・・。それにどうして口調と声音変わってるんだ?」
「如何でもいいじゃない♪それよりも調理を再開しましょうよ?」
「あ?ああぁ・・・」
まるで士郎との良い仲を見せつける様に調理に戻っていくリザ。
その2人の背中を無言で睨み続ける百代。
今日この日より、今回の件で士郎と百代の接触回数が減っていくのだった。
−Interlude−
此処はマスターピースの本部。
そしてある筈のない謁見の間の玉座に鎮座しているのは、勿論“オリジン”のサーヴァントを従える万華鏡の如き瞳を持つマスターである。
その隣に控えるは“オリジン”のアサシンと呼ばれた紳士然とした男である。
「なんと、もうすぐガイアの代行者が再び顕現しようとしているのですか?」
「ふむ、その様だ。ガイアとしては一刻も早く“元凶”を取り除きたいようだからな。あの川神百代も哀れよな」
口ではそんな事を言いつつも、まるで愉しむ様に笑う超越者。
それを内心は兎も角、アサシンは淡々と聞いていた。だがしかしそこで疑問が生まれる。
「・・・・・・ん?危険因子や脅威では無く“元凶”ですか?あの少女はまだ何もしていないのでは?」
「フフ、確かにそうだ。あの娘は『何もしていない』。お前の言う通り、元凶と言う表現は適切では無いな。本来ならばだが」
「・・・・・・・・・まさか?」
「フフ、中々鋭いが、お前は自分の事に専念すべきだろう?」
振り向きもせずにどこまでも愉しそうに笑みを浮かび続ける。
それに対してアサシンは無言で下がり、陰に溶けるように去る。
「――――さて。人よ、英霊よ、世界よ、今日も余を愉しませるが良い。さもなくば」
「この世■■のたる余が世界を滅ぼしてしまうぞ?」
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