109部分:第九話 遠のく二人その三
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からない、そうした表情であった。
「そこまでな」
「いるんじゃないかな、やっぱり」
「そうなのかよ」
「まあ四組は四組でね」
赤瀬は話をここで打ち切りにかかった。
「椎名さんが動いているのは彼女に任せてね」
「それはいいか」
「うん、他のクラスの人間が口出しできないしね」
「他のクラスだからな、結局はな」
陽太郎は赤瀬に対して述べた。学校にもテリトリーがありだ。その外のテリトリーには中々入ることができないのだ。目に見えない壁というものだ。
「じゃあ俺達は見ているだけか」
「友達が困っているのなら別だけれどね」
「そうだよね。そういうことでね」
「ああ、じゃあな」
「うん、それじゃあね」
「さて、それで赤瀬」
陽太郎はあらためて赤瀬に対して言ってきた。
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