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第53話 皇帝とグリンメルスハウゼン
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医者へ行く前に予約投稿です。風邪引きました。
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第53話 皇帝とグリンメルスハウゼン

帝国暦484年10月5日

■銀河帝国 オーディン ノイエ・サンスーシ

銀河帝国全土を駆け抜けた同盟の女流作家E・W事件の影響が益々吹き荒れている中、ノイエ・サンスーシにグリンメルスハウゼン子爵と子爵の部下ケスラー中佐が密かにフリードリヒ4世により秘密の小部屋に呼び出された。

「陛下におかれましては、ご心労と存じます」
「うむ、あの一連の事で、心休まる事がないでな」
「リヒテンラーデ侯の事誠に残念でございます」

「あの者が心臓発作で倒れるとはな」
「国政が滞りますが、如何致しますか?」
「カストロプも辞任して帰国したのでな。此処は思い切る事にしたわ」

「国務尚書は、暫くマリーンドルフに任せる事にした。財務尚書はゲルラッハ子爵じゃな」
「マリーンドルフ伯爵はカストロプの縁戚なれど、清廉潔白で有名ですございますな」
「そう言う事じゃ、今の帝国には後ろ暗い貴族が多すぎるのでな」

「しかし、ブラウンシュバイク公爵やリッテンハイム侯爵は何も言わ無かったのですか?」
「あの者達とて、後ろ暗い事も有る、皇位継承の争いで足をすくわれたくはないのじゃろう」
「グリンメルスハウゼンよ、あの者の小説は余りにも帝国の内情を知りすぎておる、そちの調べし文書すら、一部に使われておる。何処で流出したのではないか?」

「調べましたが、上面を使った文章は多いのですが、残りの記載等は推測や出鱈目が多いのも事実でございます」
「なるほどの。そうなると、ある程度事情を知る者の仕業という訳やもしれんな」

「あの本がどの程度正かケスラーに調べさせましたので、ケスラーにご報告させます」
「うむ、ケスラー、発言を許す」
「御意」

皇帝の言葉にケスラーは恭しく返答をすると、端末を操作しスクリーンに資料を映し出す。
「恐れ多くも、皇帝陛下や皇室のお話をさせて頂きますが、ご容赦頂きたく存じます」
「良い、そちのせいでは無い、存分に報告せよ」
「御意」

「まず、実際に調べた結果事実と判明した物【フォルゲン伯爵のマチアス君】【汚職の人】【カストロプ式汚職法】です、これらはに要点が纏められていますが、曖昧な描写が多いモノです」

「続いて【競馬場の決闘】【駆逐艦ハーメルンの叛乱】【2人は勇敢《ムーティヒ》】これらは有る一定の人物を示しています」
「ミューゼルのことじゃな」
「御意」

「次に象徴的ながら、機密のはずの事にございます【ノイエ・サンスーシでかくれんぼ】【劣悪遺伝子ルドルフ】【皇帝暗殺】【流血帝と止血帝】【暗赤色の六年】【皇帝
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