第七千七十一話 欧州に帰って言うと
[8]前話 [2]次話
第七千七十一話 欧州に帰って言うと
イギリスがフランスにニシンパイでの太平洋諸国の反応をお話しますとフランスはこう答えました。
「食ってもらえただけましだよ」
「コチュジャン山みたいにぶっかけられてかき混ぜられてでもかよ」
「それでもまだだよ」
それこそというのです。
「食ってもらえただけましだよ」
「随分な言い方だな」
「実際御前の料理は酷いからな」
もっと言えば酷いにも程がある、でしょうか。
「だからな」
「誰も食わなかったよりもか」
「そうした食い方でも完食してもらえてよかったぞ」
「そんなものかよ」
「というか俺は食わないからな」
ニシンパイはというのです、もっともフランスはニシンパイ以外のイギリスのお料理も食べないですが。
「何度か出されて食ったことねえだろ」
「そういえばそうだな」
「もうちょっと料理の腕磨けよ」
ここから言うフランスでした、フランスはイギリスにまだ食べてもらえただけましだというのです。
第七千七十一話 完
2018・6・3
[8]前話 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ