第52話 ヤンの退院
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良いですか?フレデリカさんがは間違えなくヤン先輩を好いてますよ」
「えっ、まさか、そんな。私はミス・グリーンヒルの7歳も年上だし、美男子でもないし、働き者ともいえない、そんな訳が」
「ええ、働き者でない事は私が保証します、少しは働きましょう。一度フレデリカさんと話し合う事を薦めますよ。ファーストネームを呼んでと言うのはよほど親しく無いとないですよ」
「ああ、リーファありがとう、私も臆病になっていたようだ、ミス・グリーンヒルと話してみるよ」
「先輩、ミス・グリーンヒルじゃなくて、フレデリカさんですよ」
「ああ、頑張ってみるよ」
「じゃあ、先輩お大事にしてくださいね」
「リーファ、ありがとう」
さて、外で聞いている、フレデリカを捕まえるか。
外へ出て、給湯室へ移動したら、顔を赤くしたフレデリカ発見。
「フレデリカさん」
「アッテンボロー中佐、どうなさったんですか?」
「聞いてたでしょ話し、それとリーファでいいのよ」
判りすぎるな、流石才女でも色恋には素人だからね。
「えっ、そのえーと」
「フレデリカ、敢えて言うわ。ヤン先輩は超鈍感なの。それに自分が女性に好意を持たれるとは思っていない、あれだけ貰ったラブレターもエル・ファシルの英雄のネームバリューに来ていると思っているんだよね。だからこそ、恋愛に臆病なんだよ、だからフレデリカが積極的に行かないと駄目だよ」
「はいリーファさん、ありがとうございます。頑張ります」
「頑張ってね」
後は2人がどうなるか、楽しみだね。さて親父の病室へ行きますか。
「父さん生きてる?」
「生きてるぞ、入りなさい」
「はーい」
「久しぶりだな、話はシトレから聞いたが、相変わらず無茶をするな」
「いやー、やばそうだったから」
「まあ、クブルスリーも立場上止めたのだから怨まないようにしなさい」
「はい、判っております」
「まあ、今回は極秘だからカールセン達の昇進は10月の定期異動にするそうだ」
「その辺は、父さん達に任せます」
「後1ヶ月もすれば、退院だ、それから忙しくなるな」
「死なない程度にお願いします」
「ははは」
「それじゃ、又来ますね」
「うむ、きおつけるんじゃぞ」
「はい」
宇宙暦793年4月20日
■自由惑星同盟 首都星ハイネセン 統合作戦本部
ヤン中佐だけが未だに入院中の現在、次回のヴァンフリート星域への出兵に対する作戦案が練られている。ヴァンフリート4=2基地の問題やどの様に敵をヴァンフリート星系におびき出すかを考えられていた。リーファは此処でラインハルトを葬り去るつもりではあったが、問題はグリンメルスハウゼン艦隊がヴァンフリート4=2に来るかにかかっていた。
しかし、出兵自体が
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