暁 〜小説投稿サイト〜
IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第664話】
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
 現れた無数のドボン太達、色ちがいのドボン太の手には無数の風船が握られていた。


『アルセーヌ・ドボン太三世、あらゆる物を盗む泥棒だよ。 子供達のハートも盗むんだ!』


 赤いドボン太がポーズをとると、次は――。


『次元ドボン太、早打ち0コンマ三秒のガンマン。 頼りになる相棒だ』


 グレーがかったドボン太がそう告げ、次は――。


『石川ドボン太、何でも一刀両断。 この世に斬れぬものはない怖い男』


 そしてピンクのドボン太――。


『峰ドボン子。 敵か味方か、謎の女』


 まだまだいるドボン太達――。


『ぼくドボえもん! 未来世界からやって来た!』

『ドーボン・太、ドボン太の従兄弟!』

『ふもっふ!! ぼくボン太くん! ふもふも!! もっふる!』

『おら、ドボのすけだぞ〜』


 色とりどりのドボン太達、ヒルト達三人を取り囲むように手を繋ぎ、三人の周りをぐるぐると回る。

 何かのイベントなのかと思ったギャラリー達が思い思いに写メを撮り始めた。

 ある意味注目の的になってしまった一同。


『あはははは』

『ここは楽しいテーマパーク』

『皆で一緒に踊ろうYO!』

『楽しい楽しいダンスだ!』

『Let's dance!!』

『ふもっふ! ふもももも!』

『綺麗なお姉さんを取り囲むゾ〜』



 楽しそうに回るドボン太達、セシリアとソフィーは状況が理解できなく、困惑している最中でヒルトは俯き、小さく震えていた。


「……ン太……ん」

「ヒルト……?」


 ヒルトの様子が違うことに気づいたソフィーは、無防備にヒルトの顔を覗き込む。

 そこにあったのは、無邪気な少年の様な表情をしたヒルトの顔だった。


「うぉぉおおおっ! ヤバい! セシリア! ソフィー!! ドボン太くんだぜドボン太くん!! うっひょー! ヤバいヤバい! テンション上がる!!」

「ひ、ヒルトさん……?」

「えっ? ど、どうしちゃったのヒルト?」


 きょとんとしたセシリアに目が点になったソフィーを他所に、ヒルトはぐるぐる回るドボン太の輪に入り、一緒に踊り始めた。

 そんな予想外な動きを見せたヒルトに、ドボン太達の中の人達は――。


(ど、どういうことなのだ!?)

(し、知らないわよ! 三人の妨害のつもりでドボン太くんシリーズ借りただけなのに!)

(この反応見る限りだと、ヒルトってドボン太くん好きなのかなぁ……?)

(嫁が愛好しているのであれば、私もドボン太くんを愛そう!)

(ドボン太くんに萌えるヒルト……。 ……良いかも……)

(あ、そういえばお
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ