94部分:ニーベルングの血脈その二十六
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
ゃねえ。あいつはこのままいくともっととんでもねえことをしやがる。どうやら俺達は大変な奴を相手にしようとしているらしい」
「そうか、ではわかっているな」
「ああ」
ヴァルターノ言葉に頷いた。
「俺も。一緒にヴァルハラへ向かうぜ」
「うむ」
「そしてニーベルングを倒す。それでいいな」
「私に断る理由はない」
ヴァルターはにこりと笑ってこう返した。
「じゃあ行くか」
「そちらの都合はいいのか?」
「都合なんてな。自分で作るもんなんんだよ」
彼は不敵に笑ってみせた。
「それが俺の流儀さ」
「噂通りだな」
ヴァルターもそれを聞いて笑みを変えた。不敵な笑みとなった。いささか彼には似合わない笑みであるとも言えたが。
合流した二人は新たな戦場に向かった。向かう先はもう決まっていた。そして次の戦場も。ジークムントは新たな戦いに己を進めるのであった。
ニーベルングの血脈 完
2006・4・17
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ