89部分:ニーベルングの血脈その二十一
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は戦場で戦うのは好きであるがそれ以外で血を流すのは好きではないのだ。不必要な虐殺等も行なわない。あくまで戦場でのみ血を流す男であった。
「それにそっちの方が何かとわかる」
もう一つの理由であった。
「拷問だとな。嘘を言われる場合があるからな」
「わかりました。では」
すぐに自白剤を使った取調べが行われた。その結果メーロトの部隊と基地に関して様々なことがわかった。
「そうか、やっぱりこの山だったな」
ジークムントは捕虜の話を聞いて頷いた。
「ここの地下にか。あいつがいるのは」
「そしてその部隊も」
「わかった。そして入口は」
「ここです」
部下の一人が描かれた地図のあるポイントを指し示した。
「ここに基地の入口の一つがあるそうです」
「警護は?」
「相当なもののようです」
部下の言葉が険しかった。そこからその情報が事実かそれに近いものであることがわかる。
「そして中にもかなりの数のトラップがあるとか」
「地下要塞ってわけかよ」
「話を聞く限り地下迷宮かと」
「面白いな、最後の最後で迷路に入るなんてよ」
「まずは入口を全て押さえましょう」
「ああ」
「そしてそこから同時攻撃を仕掛けます。そして」
「精鋭部隊で突撃するぞ」
「わかりました。それでは」
「おう、すぐに行動に移る。いいな」
「はっ」
ジークムントとその部下達は即座に立ち上がった。まずは全ての入口を押さえて基地を押さえた。
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