第46話 武術大会 予選開始
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います、そして勝者した8チームが明日の本選に出場することが出来ます。試合のルールとしては4VS4のチームバトルで全員が戦闘不能となった場合決着が付きますが15分以内に決着が付かなかった場合はそれまでの試合で優勢だった方を勝者とします、また戦闘不能以外にもアリーナ周辺に敷かれた白いラインを超えると場外負けとなりますのでお願いいたします」
なるほど、基本は全員を戦闘不能にすればいいが格上相手でも場外負けや優勢勝ちを狙える辺り唯強ければいいって訳じゃないんだな。
「次に試合中のルールを話します。戦闘不能になった者に対して過剰な攻撃を仕掛けたり、こちらが用意した武器以外の使用、目つぶしや金的、噛みつきなどの反則行為を取られたチームはその場で反則負けとします。またアーツの使用は許可しますが攻撃系のアーツは第3レベルまでのものしか使えないので注意してください」
第3レベルと言うとブルーインパクトやヒートウェイブ辺りの物だな、確かにそれ以上だと範囲が広すぎて危ない物も多いし最悪死者が出かねないからな。
「説明は以上ですが何か質問のある方はいらっしゃいますか?」
「……」
「どうやら質問は無い様なのでこれで本大会についての説明を終わらせていただきます。間もなく第1試合が始まりますのでアナウンスに呼ばれたチームの方々は入り口前で待機をお願いします」
いよいよ武術大会の予選が始まるのか……2人でどこまで行けるかは分からないがフィーが見ている前で無様な恰好は出来ないから全力を尽くすだけだ。それから暫く待っていたが試合は第7試合まで進んで行き俺たちはその間呼ばれなかったため、どうやら最後の第8試合に出ることになりそうだ。
(しかし遊撃士協会の人たちも出ていたのは意外だったな……)
第7試合のチームは片方が遊撃士によるチームだった、しかもカルナさんやグラッツさんもいるようだから正体がバレないか心配になってきたぞ……
(まあそれはいいや、問題はあの黒装束たちだ……)
奴らは第4試合に出たが圧勝でカタを付けていた、赤い仮面の男は動かなかったがあいつがフィーを傷つけた男に間違いないと俺は確信した。アナウンスで聞いた名はロランスという軍人で少尉だそうだ、何が目的なのかは知らないが今の段階では普通に試合をこなしていただけなので奴らの狙いが読めない状況だ。
『次は第8試合となりますので『アルゼイド』チームと『武術家ジン』チームの方々は準備をお願いいたします』
「ジンさんだって!?」
アナウンスに呼ばれた相手側のチームの名を聞いて俺は驚いてしまった、つい先日にお世話になったジンさんとこんなところで出会うとは思ってもいなかったからだ。そういえば王都に用事があると言っていたが
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