76部分:ニーベルングの血脈その八
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務室でその四個艦隊のデータに目を通していた。
「いよいよだな。準備はいいか」
「はい」
そこには参謀達だけでなく彼の配下の主立ったスタッフ達が集まっていた。皆ジークムントの前に整列している。
「いよいよ俺達が動く時が来た。この四個艦隊でな」
「四個艦隊で」
「まず一個はブレーメン及び周辺星系の防衛にあたってくれ」
「その指揮官は」
「コロ」
「はい」
部下の一人の名を呼んだ。
「御前が頼む」
「わかりました」
コロと呼ばれた若い提督がそれに応えた。
「そして残りの三つの艦隊の提督は俺と共に遠征に向かう」
「遠征に」
「そうだ。その司令官はホフマン、ヴィッカーズ、そしてイェルザレムの三人だ」
「我々ですか」
「頼むぞ。御前等にかなりの部分がかかっている」
「わかりました、では」
三人はその言葉に頷いた。
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