72部分:ニーベルングの血脈その四
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「どうやら司令にとって有利みたいだがな」
「あのローゲという生体コンピューターの役割が大きいようです」
メルヒオールがそれに応えて言った。
「作戦等は全てローゲの立案によるものだとか」
「そうか、それは凄いな」
ジークムントはそれを聞いて素直にこう述べた。
「天才軍師ってやつか。それも生きた」
「はい、どうやら」
「それが俺のジークリンデにも搭載されているんだよな」
「データの上ではそうです」
メルヒオールが答えた。
「今のところこれまでのコンピューターとは比較にならない程の情報処理能力及び収集能力を示しております」
「それだけでも大きな力だな」
ジークムントはそれを聞いて呟いた。
「情報はかなり集まっているだろう」
「これまでの数倍程です」
メルヒオールは言った。
「これにより銀河の情勢がかなり把握出来るようになっております」
「それじゃあその情勢を資料にまとめて持って来てくれ」
「はい」
彼は頷いた。
「それでは然る後に」
「ああ、頼むぞ」
数日後その資料がジークムントのところに持って来られた。それはかなりの量を持っていた。
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