7部分:ファフナーの炎その六
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艦隊を率いてこの辺境地域の制圧に取り掛かっているそうです。既にこの周辺にまで進出しております」
「そうか」
「その数十個艦隊。かなりのものです」
「それに対してこちらは二個艦隊が整ったところです。数のうえではかなり劣勢かと存じます」
「そうだな。だがそれはそれで戦い方がある」
「といいますと」
報告を続けていた幕僚達はヴァルターの言葉に顔を上げた。
「まずはこの二個艦隊で周辺星域を掌握していく」
「はい」
「この辺りに展開している敵艦隊は幾つだ」
「確か一個艦隊が来ておりますが」
「ならばその艦隊をその二つの艦隊で叩く。よいな」
「わかりました」
「そしてそこでまた国力を伸張させていく。それから」
「それから」
「敵艦隊を少しずつ誘き寄せ各個撃破していく。それで徐々に進んでいくぞ」
「わかりました」
「敵は何者かわからないが地の利はこちらにある」
ヴァルターは冷静な言葉でこう述べた。
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