第一章
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けですね」
「難儀なものですよ」
「ああ、このまま生きていてもな」
本当にと言うのだった、彼の部下だった者達に。彼は大学を出ていたので士官に任官されていたので部下もいたのだ。
「ずっとな」
「ここにいるんですかね」
「もうそれこそ死ぬまで」
「アカ共に働かされて」
「戦友達の後を追うんですかね」
「どうせなら戦場で死にたかったな」
水野は苦い顔で言った、その日の労働が終わって中に入れられた粗末な収容所の中で。
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