暁 〜小説投稿サイト〜
リング
61部分:ローゲの試練その十五
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
にはいられない。
「妙なことを言うな」
「実は私は記憶がないので」
 パルジファルはそれに応える形で言った。
「自分が何者すらもわからないのです。そう、何者なのかも」
「だが名前だけはわかっていたと」
「はい」
 その質問には答えることができた。
「ですが」
「その記憶は戻ってきているのか?」
「少しずつ。しかしそれは太古の記憶からなのです」
「わからないな。どういうことなのだ」
 ローエングリンにも流石にわからなかった。
「太古からの記憶とは」
「何故太古からの記憶が甦ってきているのか。私にもわかりません」

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ