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転生とらぶる
ペルソナ3
2060話
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ない?」
「む? そうなのか? うーむ、こう言っては何だが、私は別に映画に詳しい訳ではないしな。以前にパーティで外国の映画俳優に会った事もあったが、言われるまで気が付かなかったし」
「美鶴先輩、それはちょっと……女子高生として、どうなんです?」

 ゆかりが少し呆れた視線を美鶴に向けているが、俺も俳優とかそういうのには詳しい訳ではないので、美鶴の事をどうこうとは言えないんだよな。

「なら、ゆかりが選んでくれないか? この中でそういうのに一番詳しいのは……」

 そう言って、美鶴の視線が俺に向けられ、俺もそれに頷く。

「どうやらゆかりみたいだし」
「え? 私? うーん、じゃあ、ちょっと待って下さい。何か面白いのがないか、探してみます。恋愛物は、アクセルが好まないから……やっぱりアクション物かしら」
「そう言えば、アクセル。シャドウミラーというのは、幾つもの世界と繋がっているのだろう? なら、映画とか、そういうのはどうなっている?」
「どうって言われても……そうだな。俺の恋人の1人に、シェリル・ノームって女がいる」

 瞬間、美鶴だけではなく、面白い映画を探していたゆかりまでもが俺に視線を向けてくる。
 あー……これは、ちょっと話題の選択を間違ったか?
 ゆかりも美鶴も、俺がホワイトスターに10人以上の恋人がいるというのは当然のように知っているし、少なくても表面上は受け入れている。
 だが、まだ実際に会った事もない相手である以上、俺がその恋人の名前を口にして、気になるのは当然だろう。
 ゆかりも、映画を探す手を完全に止めて俺に視線を向けてる。

「そう言えば、アクセルの恋人……勿論私達以外のだけど、そういう人がいるってのは聞いてたけど、実際にどんな人かは聞いてなかったわね。……ねぇ、美鶴先輩?」
「うむ。映画を見るよよりも先に、やるべき事がで来たな」

 そう言い、2人揃って俺に視線を向けてくる。
 言葉通り、ホワイトスターに残してきた恋人の事を聞くつもりなのだろう。
 俺を逃がさないと態度で示す為か、ソファに座っていた俺の両脇にそれぞれ座り、視線を向けてくる。

「さて、それでシェリル・ノームって人はどんな人なのか教えて貰える?」

 笑みを浮かべて聞いてくるゆかりだったが、その目は真剣な表情が宿っている。
 やはり、まだ会った事がないだけに、どうしても恋人達の事が気になるのだろう。

「そうだな、まずシェリルの出身世界はマクロス世界と呼ばれている世界だ。その世界では異星人によって人類が滅びかけて、その影響もあって種の保存的な意味も考えて、宇宙に多くの者が旅立っていった……いわゆる、SFとかの世界だな」
「……異星人とか、いるんだ」
「ああ、普通にな。ちなみに宇宙人がいるのはマクロス世界
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