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転生とらぶる
ペルソナ3
2060話
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「……そう? 私が見たところ、風花はもう有里君との仲が進展してると思うけど」
「そうなのか!?」

 ゆかりの言葉に驚きの声を上げたのは、美鶴。
 まぁ、有里や山岸はS.E.E.Sに所属して一緒に行動しているのだから、そんな相手がいつの間にか仲が進展していた……と言われれば、驚いても不思議ではない。

「ええ。もっとも、別に私も風花から聞いた訳じゃなくて、有里君との距離の近さや、言動からそう思ってるだけだけど」
「ふむ、そうなのか。……どうも私は、そういうことに疎くてな。しかし、あの2人が……考えてみれば、付き合っている以上はおかしくないのか」
「そうね。それに……アクセルとそういう関係になった私や美鶴先輩が、風紀がどうこうとかは、ちょっと言えないし」
「ぐ、そ、それは……」

 美鶴の頬が赤くなる。
 まぁ、こういう高級ホテルに部屋を取ったのだ。
 そうなれば、当然今夜も3人でそういう行為を楽しむ訳で……有里と山岸がそういう行為をしていても、絶対に文句は言えない。
 寧ろ、後ろめたさの方が大きいだろう。

「順平とチドリの方は、どう思う?」
「うーん……そっちは無理、でしょうね。順平は、何だかんだといざって時にヘタレる気がするし」

 ゆかりのその言葉に、何となくそんな光景を思い浮かべる。
 実際、そういう事態になれば、順平は思い切り混乱してもおかしくはないのだから。

「取りあえず、この話はこの辺にしておくとしないか? 明日の戦いに向けて英気を養う為にこうして時間を取ったんだし」

 美鶴のその言葉に、俺達は順平とチドリについて話すのを止める。
 いや、この場合は別に普通に話をしていても問題ないと思うんだが。

「なら……どうする? 明日の集合時間まで、時間はまだたっぷりとあるし……食事も、このホテルならルームサービスがあるから困らないし」

 部屋に風呂やシャワーの類もあるので、汚れても全く問題はない。
 風呂は広いから、それこそ3人で入っても問題はないしな。

「そうだな。映画でも見るか? 一応この部屋にはそういうのも完備してあるらしいし」
「映画か。……そうだな、1話で完結してるのなら」

 この世界に来てから、映画とかはあまり見ていない。
 映画館とかで何度か見た事はあるのだが、あくまでもそれだけだ。
 つまり、続き物の映画とかだと内容が分かりにくいんだよな。
 もっとも、そういう続き物でも大抵は話の中である程度説明とかがされていて、何も知らずに見てもある程度楽しめるのは間違いないのだが。

「ふむ、そうすると……これはどうだ?」
「ちょっと、美鶴先輩。それって10年以上前の映画よ? まぁ、古い映画が悪いとは言わないけど、どうせなら新しい映画見た方がいいんじゃ
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