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ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第259話 森の家でバーベキュー大会を
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と言った手前だ。皆には大満足して貰いたい……が、別のも採りに行かないと。少々足りない」

 入手したアイテム整理をしていたリュウキは、大体の全体的な数を把握。それなりには揃っているのだが、大人数での盛大なバーベキュー大会ともなれば、正直心許ない。

「あー 確かに、今日はお肉しかとってないからね? ストックもそんなにある訳じゃないし……。よし お姉ちゃん、どうする?」
「んー。お肉の方はスリーピングナイツの皆がすっごく食べるのなら、もっと確保しておきたいから、此処を重点的にいた方が良いと思うんだよね……。お昼からだし」
「ああ。その辺りは大丈夫だ。アスナ達はここで宜しく頼むよ。オレが行ってくるから」
「え? リュウキ君1人で大丈夫なの?」

 レイナがきょとん、とさせながら首を傾げていると、『待ってました!』と言わんばかりに、木の上からジャンプして降りてくる者がいた。


「にゃははは。レーちゃん。ここはオレッちに任セテクレ。バッチリ採ってクルからサ。リューの依頼トモなれば、気合も入るしネ」


 ぱちんっ、とウインクをさせて降りてきたのは、いつの間にかやってきていた鼠のアルゴ。今回のバーベキュー大会にも勿論呼んでいる。色々と面倒を起こされている要注意人物であるのだが、それ以上に世話になってる面もあるから。
 そして、更にもう1人。


「ん……。バックアップは任せて。ちゃんとフォローはするから」


 ひょいひょい、と木の上から降りてきて、最後は華麗に着地を決めるのは、猫妖精族(ケットシ―)の凄腕弓兵(スナイパー)シノン。


「……えー、リューキくん。朝頼んでた人って、アルゴさんとシノンさんだったんだ? でも、どうして? その……私も行くのに」


 突然の登場に驚くレイナだったが、直ぐにぷくっ と頬を膨らませる。
 何だか一緒に行こう、と誘われなかったのが不服であり、更に言えばこんな些細な事ではあるが、単純にヤキモチを妬いてしまっているのだ。

「ああ。今回は準備する時間が思ったよりも少かったからな。隠蔽(ハイド)スキルが高く、下見を終えてる2人が適任、と思ったんだ」
「……ええ。行く場所はヨツンヘイムでしょ? 以前、光弓シェキナーのクエでリュウキに付き合ってもらったし、地理関係はよく覚えてるから。道にも迷う事なく行けるわ」
「ニッシシ〜 オレッチはリューと一緒に邪神狩りをネ〜。だから、任せてクレ。レーちゃん。リューのメンドーは、オレっち達にサ」

 腕をするっと組んでニヤニヤと笑うアルゴ。どうみても楽しんでる風にしか見えず、その意図が分かっているのにも関わらず、レイナは頬を膨らませるのを止められなかった。

「むーー! あ、アルゴさんっっ! ちょっとくっつき過ぎだよーーっ
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