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レーヴァティン
第五十六話 ミラノの街その二
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な、ハンドルとか碌に使わないでな」
「一輪車の要領でよね」
「自転車に乗る様なものだよ」
「馬具を使わずに馬に乗ることは」
「そう考えると相当に難しいな」
「そうよね」
 確かにとだ、清音も頷いて応えた。
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