第39話
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中セレーネに状態を確認されたティオは真剣な表情で答えた。
「リィン教官……?」
「まさか……”あの力”を!?」
一方太刀を収めた様子のリィンを見て不思議に思ったゲルドは首を傾げ、ある事に気づいたクルトは血相を変えた。
「いや――――この距離なら”彼”が呼べるかもしれない。」
「ええっ!?」
「”彼”――――ヴァリマールですか………」
「ですが演習地からでは――――」
リィンがヴァリマールを呼ぼうとしている事を知ったユウナは驚き、ティオは興味ありげな表情をし、ある事に気づいたアルティナがある事を指摘しようとした。
「………届かなければその時は”鬼の力”を解放するか、アイドスの力を借りるだけだ。――――来い!”灰の騎神”………」
そしてリィンがヴァリマールを呼ぼうとしたその時!
「その必要はないわ!」
リィンにとって聞き覚えのある娘の声が聞こえ、声を聞いたリィンが驚いたその時魔煌兵の足元に矢が撃ち込まれた!
「あ………」
「綺麗………」
「弓……?にしてはちょっと形が変わっているけど………」
「今のは……導力仕掛けの弓!?」
矢が飛んできた方向にリィン達が視線を向けるとそこにはアリサとシャロンがリィン達を見下ろしており、二人の登場にアルティナとユウナは呆け、ゲルドはアリサが持っている弓を見て首を傾げ、クルトは驚きの表情でアリサを見つめた。
「まあ……!ふふっ、ステラさんのように1年の間にとても素敵な女性に成長なされましたわね……」
「……間に合いましたか。」
一方セレーネは目を丸くした後微笑み、ティオは安堵の表情で呟いた。
「シャロン!一気に仕留めましょう!」
「ふふ、お任せください。」
アリサの号令に頷いたシャロンは跳躍した後落下しながら無数の鋼糸を解き放った。
「鈍いですわ――――」
「鋼の………糸……?」
「鋼糸……!?」
「”死線”………」
そしてシャロンが魔煌兵の背後に着地すると魔煌兵は鋼糸によって動きが封じ込められ、それを見たゲルドが首を傾げている中クルトは驚きの表情を浮かべた、アルティナは静かな表情で呟いた。
「もらったわ……!ジブリール・アロー!!」
一方導力弓の形態を変えたアリサは矢の切っ先に凄まじい炎の導力エネルギーを集束させた後炎の導力エネルギーと化した矢を解き放ち
「秘技―――死縛葬送!!」
シャロンは拘束していた鋼糸で魔煌兵を締め付けた!すると締め付けられた鋼糸で魔煌兵が苦しんでいる所に炎の導力エネルギーが命中して炎の大爆発を起こし、それらによるダメージに耐えきれなくなった魔煌兵は消滅した!
「……………………」
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