48部分:ローゲの試練その二
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。いささか猪突猛進ですが」
「そうだ。そして気になることが一つある」
「それは」
「彼の参謀だ」
「参謀」
「そうだ」
ローエングリンは言った。
「彼の参謀は女だ」
「女」
「名をオトフリートというらしい」
「オトフリート!?」
提督達はまた固有名詞を口にした。だがそれはテルラムントの名を口にした時とは異なり懐疑的な響きを持つ呼び方であった。
「誰でしょうか、それは」
「やはり知らないか」
「申し訳ありませんが」
クライバーが答える。
「何者なのでしょうか、その女は」
「残念だが私も知らない」
ローエングリンも知らないと言った。
「だがかなりの策士らしい。注意しておくことにこしたことはないな」
「わかりました。では」
「うむ。まずは進撃する」
「ハッ」
提督達は一斉に応えた。そしてローエングリンの指揮の下一路進撃を開始した。最初の目標は既に決まっていた。
ミュンヘン。この辺りで第一の星系であり産業も盛んである。そして交通の要衝であり、ここを抑えることが戦略の第一目標と考えられていた。その為ローエングリンはまずここを目指したのであった。
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