第七十六.五話 δ
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ごい…すごいよ…。私のしんぞー…ますたーのにあたってる…。すっごくいたいけど…きもちい…」
橙は、一夏の腹の上に手をついていた。
「えー…。それ子宮底と横隔膜ぶち破ってない?」
既に稲荷の声は聞こえてないのか、橙が腰を前後に動かし始めた。
「ますたー…ますたぁー…あは…」
一夏の穂先が、橙の『心臓』を擦る。
「ますたぁ…私のしんぞー…どう?きもちい?
ずっとどくどくいってるよぉ…」
恍惚とした声で、自分の中がどうなっているか説明する橙に、稲荷は恐ろしさと羨望を覚えた。
精神生命体である二人には、肉体的な快楽はあまり生じない。
代わりに、喜びや幸福感が何よりの快感である。
橙の中では己のカリソメでしかない肉体の苦痛より、己が主で満たされる幸福感の方が強かった。
だから、普通ならば死に至るような行為を易々と行う。
「あはっ!ますたーのがびくびくしてるぅ…出るの?私の中に出すの?」
橙のグラインドが更に激しさを増す。
「出して!出してますたー!私のしんぞーに熱くて白いのかけて!」
どぷっ!どぴゅっ!どぴゅっ!ぶぴゅ!
「あつい!ますたーのあつい!もっと!しんぞー真っ白になるまで!私の中いっぱいになるまで!」
橙が、今度はピストンを始めた。
腰を浮かせては、落とす。
その度に橙の心臓に一夏の穂先があたる。
「ねぇ!きもちい?きもちいよねますたー!どう!肺で締まるでしょ?こんなの私しかできないよ!ますたーのおち◯ぽ肺コキしてあげる!」
「…………私空気だ」
橙は己の小さな体で、主を喜ばせようと持てる全てを使っていた。
その臓器さえも使って。
同時刻 風呂場
「……………………………」
『うわっ…橙すごい…これ本当に心臓抉られてるよ…?』
「一夏のアレをどうにかする必要があるのはわかるが……」
『いいんじゃない?橙は一夏に仕える式神だしさ。本当は性欲処理に使って欲しかったとか、いろいろあるんだよ。きっと』
千冬は箒の体を洗いながら、一夏の部屋のライブ映像を見ていた。
「それにしても一夏が自分より小さい女に犯されているのはどうもな…」
『羨ましいんだ?』
千冬は無言で頷いた。
『誤魔化さないの?』
「意味無いからな」
一夏の部屋
「あは…すごい…私のなか…ますたーでいっぱい…」
何度も何度も中出しされ、橙の腹の中は本当に一夏の精液で満たされていた。
腹は僅かに膨らんでいる。
「橙…そろそろ変わってよぉー…」
「んー…いいよ」
橙が、立ち上がり、一
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