第七十六.五話 β
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入る。
家の風呂は暦さんの所ほどじゃないけど広い。
「風呂ではシないんだよな?」
「うん。力入らないでしょ?
背中流してあげるから座って」
と風呂椅子に座るよう言う。
「どうした箒?」
「スケベ椅子…」
「普通の椅子でもいいけど?」
暗にバイブが押し込まれるぞと言う。
箒を座らせ、まず髪を洗ってやる。
艶やかな黒髪。
これぞ大和撫子と言わんばかりの美しい髪だ。
神社にいた頃はいつも洗ってやってたので、その時と変わらず洗う。
「ほれ、流すぞ。目ぇ瞑れー」
シャンプーの後は勿論ボディソープだ。
手にボディソープを垂らして、泡立てる。
箒の背中に触れた瞬間…
「ひゃん!?」
と甲高い声をあげた。
それに構わず、手を動かす。
「んっ…くぅ…!」
「どうだ?気持ちいか?」
「確信犯め…」
ここで確信犯の意味を論じるつもりはない。
「ああ、気持ちいだろ?」
「故意犯め…」
背骨をつぅーっとなぞる。
「ひゃわぁ!?」
「はーい故意にやってまーす」
ぬるぬるした手で箒の背中を責める。
敏感になってるからさぞかし効くだろう。
優しく、フェザータッチを心掛けながら洗う。
え?そんなんじゃちゃんと洗えない?
どうせこの後ぐちゃぐちゃになるしそもそも『洗浄』があるし。
「あっ!やぁん…ひゃぅぅぅぅ…!」
一通り背中は洗ったな…
よし足から責めよう。
箒の前に回り込む。
「じゃ、次は足だ」
ボディソープをつけた手で、右足を愛撫するようにあらう。
足の裏、甲。そして…
「んっ…」
足の指の間を一つづつ丁寧に洗う。
あまり知られてないがここも性感帯なのだ。
右が終わると今度は左だ。
「どうした箒?足を触られて感じてるのか?」
「く、くすぐったいだけだ」
「そ、ならいいんだけど」
足を洗い終えると、今度は脚だ。
具体的にはくるぶしから膝まで。
箒の脚は長くて、綺麗だ。
そこをじっくりと洗う。
そして、膝の裏は特に念入りに。
「い、一夏、なぜそこばっかりを責め…洗うんだ」
「え?気分」
膝裏は皮膚が薄く、刺激が伝わりやすい。
次はふともも。
ここら辺は、まぁ、露骨だ。
ただし、絶対に淫裂にもクリトリスにも触れないよう慎重に。
時折触って欲しそうな視線が向けられるが無視だ。
バイブもスケベ椅子に座っているから押し込まれない。
スケベ椅子は普通ならエロい事をするんだが、今はその逆だ。
あとは、前だ。
後ろに周り、腋の下から
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